プレミア開幕戦はポグバの今季初ゴールでマンUが辛勝! レスターはヴァーディーのAT弾で粘り。そして岡崎は…

2018年08月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

試合終盤までもつれる攻防戦に

PKをチームの今シーズン初ゴールを挙げたポグバ。キャプテンにも抜擢されるなど、随所で存在感を発揮した。 (C) Getty Images

 現地時間8月10日、オールド・トラフォードでプレミアリーグ1節のマンチェスター・ユナイテッド対レスターが開催された。

 戦前には両軍とも先のロシア・ワールドカップで準決勝まで勝ち進んだメンバーの欠場が予想されたが、マンチェスター・Uはフランス代表MFのポール・ポグバがキャプテンマークを巻いて先発。さらにベルギー代表FWのロメル・ルカクもベンチ入りを果たした。

 一方のレスターも4日前に合流したばかりのイングランド代表DFのハリー・マグワイアが先発。さらに同じく合流間もないエースのジェイミー・ヴァーディーはベンチに入った。なお、注目の日本代表FW岡崎慎司はメンバー外となっている。

 注目の一戦は開始早々の2分にいきなり動く。マンチェスター・Uのアレクシス・サンチェスのシュートのリバウンドをレスターのダニエル・アマーティーがエリア内で痛恨のハンド。これで獲得したPKをポグバが難なく決めた。

 幸先よく先制点を取ったホームチームは、そこからややペースダウン。28分にはレスターのジェームズ・マディソンに決定的なシュートを放たれたが、ここは守護神ダビド・デ・ヘアの好守で難を逃れた。

 その後も攻勢を強めたレスターに対し、受け身に回ったマンチェスター・Uだったが、危なげなく試合を進行。1点リードを保ってハーフタイムを迎えた。

 迎えた後半も1点のビハインドを背負ったレスターが攻勢を保つ。守勢に回ったマンチェスター・Uに対して、ケレチ・イヘアナチョやマディソンといった若手アタッカー陣が積極果敢に攻め込んだ。

 それでも堅固な赤い壁の牙城を崩すことができなかったレスターは交代策を講じる。63分にマディソンとアマーティーを下げ、ヴァーディーとモナコから獲得した新戦力のウイングであるラシド・ゲザルを同時に送り込んで攻撃的なカードを切った。

 対するマンチェスター・Uも67分に、運動量が落ち始めたマーカス・ラッシュフォードを下げてルカクを投入。ダメ押し点を奪いに出る。

 その後、再び一進一退の攻防が繰り広げられたなかで、両軍の守護神が魅せる。75分にレスターのデマライ・グレイのゴール前でのハーフボレーをデ・ヘアが右手1本でストップしてみせ、その2分後には、カスパー・シュマイケルがルカクとの1対1で身体を張って止めたのだ。

 じりじりとした攻防戦が続いたなかで、次点を奪ったのはホームチームだった。83分にファン・マヌエル・マタのロブパスを攻め上がったルーク・ショーがボックス内で受け、最後は倒れ込みながらシュートをねじ込んだ。

 貴重な追加点を挙げ、マンチェスター・Uが試合を決定付けたかに思われたが、レスターも意地を見せる。92分にリカルド・ペレイラのクロスボールが流れ、ポストに当たったこぼれ球をゴール前でヴァーディーがヘディングで押し込んで1点差にしたのだ。

 レスターが土壇場で持ち前の粘りを見せたものの、結局、試合は、ピッチ上の全員が守る形で逃げ切ったマンチェスター・Uが、2-1と本拠地での開幕戦で何とか白星を飾った。

 栄えあるオープニングマッチで勝利を飾ったマンチェスター・Uは2節でブライトンと対戦。一方、惜しくも黒星スタートとなったレスターは、ホームでウォルバーハンプトンと激突する。
 
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