オランダ1部リーグが本日開幕! 「黄金の左足」堂安律、「新たなチームの柱」小林祐希に要注目だ!!

2018年08月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

欧州5大リーグへのステップアップも視野に!

背番号7を背負い、前線で躍動する堂安(左)。チームを勢いづける存在として期待も大きい。一方の小林(右)には、「能力があるのだから、もっと凄いところを見せてほしい」という声も……。 (C) Getty Images

 
 プレミアリーグ、リーグ・アン同様、8月10日(現地時間)にオランダ1部リーグ「エールディビジ」が開幕。日本人選手では、ヘーレンフェーンの小林祐希と、フローニンヘンの堂安律が新シーズンを迎える。

 フローニンヘンで2シーズン目を迎える堂安は、オランダの全国紙『AD』から「非常に高い期待を背負うキーマン」と期待を寄せられている。

「ドウアンは日本人の選手で、20歳とまだ若い。しかし、昨シーズンに比べて信じられないほどに良くなっている。"黄金の左足"を活かして9ゴール、4アシストを記録し、彼の才能の片鱗はすでに見えていたが、2年目となる今シーズン、堂安は間違いなく昨シーズン以上の活躍を見せるだろう。彼が躍動することが、チームの上位進出のためには必要だ」

 また、オランダのサッカー専門サイト『FCUpdate』はこう評した。

「フローニンヘンが上位に行けるかどうかは、ダニー・バイスという新たな指揮官の下で、ドウアンら攻撃陣がどれだけ力を発揮できるかに懸かっている。テストマッチで、彼はトップ下やサイドでプレーした。周囲との連係が深まり、熟成しはじめた段階だ。スピードのあるドリブルや、パスのキレもいい」

 堂安本人も、「個人的には2ケタ得点。チームはトップ6」という目標を掲げている。昨シーズンの12位から、どこまで順位を押し上げられるか注目だ。

 もうひとりの日本人選手、ヘーレンフェーンの小林祐希は、3シーズン目に突入。シーズン前のテストマッチでは、中盤の底でポジションを確保し、開幕戦にもスタメン出場が見込まれる。リーグ8位に終わった昨シーズンの悔しさをばねに、5シーズンぶりのトップ5を目指す。

 そんな小林について、地元テレビ局の「Omrop Fryslân」は、期待を込めてこう語っている。

「ユウキ・コバヤシは、チームでコンスタントにプレーしている。だが、少し物足りなさがある。非常にフットボールの能力が高い選手であることは疑いようがないからこそだ。

 チームは現在、精神的な柱であったスタイン・スハールスが負傷し、新たな柱が必要な状況だ。できれば、コバヤシにもう一歩前進して、そうなってほしいと思う。今はまだ、彼の能力はすべて発揮されていないはずだ」

 チームを勝たせ、ヨーロッパリーグ出場へ導くことができれば、小林自身のステップアップにもつながる。

 ヘーレンフェーンは10日(日本時間11日3時)にアウェーでズウォレと、フローニンヘンは12日(同日21時30分)に同じくアウェ―でフィテッセとの開幕戦に挑む。果たしてふたりの日本人選手は、理想のスタートを切ることができるだろうか。
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