「9」で終わるシーズンは勝てない!? C・ロナウド獲得のユベントスに不吉なデータが…

2018年08月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

戦力充実のミラノ勢が覇権を奪回か。

10年前の2008-2009シーズンもインテルに敗れて2位に終わっているユーベ。C・ロナウド(中央)は悪しきジンクスを打ち破れるのか。(C)Getty Images

 イタリア王者のユベントスがクリスチアーノ・ロナウドを獲得したのは、クラブとファンの悲願であるチャンピオンズ・リーグ(CL)を制覇するため。ただ、だからと言って、セリエAの王座を譲っても構わないというわけではない。

 むしろC・ロナウドの加入で、現在7連覇中の王者が8年連続でスクデットを手にする可能性は高まったとの声は多い。
 
 だが、イタリア『NUMERI CALCIO』は8月7日、そんなユーベにまつわる"不吉なデータ"を紹介した。それは、「9で終わるシーズンにユーベは優勝できない」というもの。

『NUMERI CALCIO』によれば、リーグ戦が行なわれなかった1919年を除くと、ユーベがリーグ戦に参加した1909年から2009年までの間で、"老貴婦人"が「9」で終わるシーズンに優勝したことは一度もないという。

 2位に入ったのも、2008-09シーズンの一度だけで、国内リーグ戦のみならず欧州の舞台でもタイトルを獲得できていない。

 ちなみに、「9」で終わるシーズンにイタリアでもっとも多くリーグ優勝を成し遂げているのは、1958-59シーズン、1978-79シーズン、1998-99シーズンと3度スクデットを獲得しているミランだ。またインテルも、1988-89シーズンと2008-09シーズンに優勝するなど、ミラノ勢の強さが際立っている。

 今シーズンのミラノ勢は、アメリカのヘッジファンド『Elliott』が経営権を握ったミランが、ゴンサロ・イグアインやマッティア・カルダーラを獲得し、7年ぶりにCL復帰を果たすインテルも、ラジャ・ナインゴランやシメ・ヴルサリコ、ステファン・デフライを加えるなど、戦力の充実ぶりから覇権奪回の期待が寄せられている。

 近年のイタリア・サッカー界を支配してきたユーベの一強時代に終止符が打たれ、低迷が続いていたミラノ勢が復活を果たすシーズンとなるのか。それとも、C・ロナウドという正真正銘のワールドクラスを手に入れたユーベが、この悪しきジンクスを打ち破るのか。注目のセリエAは、8月18日に開幕する。
 
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