「なにをやらせても巧い!」大迫勇也をブレーメンの地元メディアが開幕スタメンに指名!

2018年08月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

スタートは右サイドか、それとも2トップの一角か

攻撃陣のバージョンアップを図ったブレーメンにあって、大迫は重要な役割を担うことになりそうだ。(C)Getty Images

 この夏に攻撃陣の大胆な刷新を図ったのが、ドイツ・ブンデスリーガのヴェルダー・ブレーメンだ。日本代表FW大迫勇也をはじめ、オランダ代表MFダフィ・クラーセン、オーストリア代表FWマルティン・ハルニクを迎え入れ、さらには元ペルー代表の英雄FWクラウディオ・ピサーロを再獲得。35歳の若き智将フロリアン・コーフェルトの下、新シーズンの上位進出が大いに期待されている。
 
 そんななか、ブレーメンの地元紙『Kreiszeitung』がプレビュー企画を掲載。トップチームの登録全選手のここまでの仕上がり具合と、開幕スタメンの可能性などを探っている。
 
 新生日本代表でも不動のエースと目される大迫はどんな評価を得たのか。以下の通りだ。
 
「ロシア・ワールドカップ後のバケーションから戻って時間がないなか、すぐさまVVVフェンロ戦に出場して存在を示したのだから流石だ。ボールキープとポストワークに長け、仲間の位置を的確に掴んでいるのが素晴らしい。ゴール前での仕事ぶりも正確で、なにをやらせても巧い選手だ。オオサコは前線センターでもトップ下でも十分な働きが見込めるが、当面はサイドがスタートポジションとなるか。ハルニクよりも開幕スタメンの可能性は高く、右サイドで出場するだろう」

 
 コーフェルト監督は4-2-3-1と4-4-2のふたつのシステムを活用するが、やはり現時点での前線の軸はマックス・クルゼとなるだろうか。VVV戦での大迫は右ウイングに配されながら、鋭いダイアゴナルな動きで幾度となく敵ゴール前に顔を出したかと思えば、中盤に下がって決定的なパスを通すなど神出鬼没なプレーを見せた。攻撃的な位置で幅広く機能する大迫は重宝されるはずで、2トップ採用の際はクルゼのパートナーに指名されるだろう。
 
 指揮官にチームメイト、さらにも地元メディアの信頼も得つつある大迫。ドイツで迎える6年目、いまだなし得ていないシーズン二桁得点を挙げ、ブレーメンを躍進へと導きたいところだ。リーグ戦の開幕は8月25日、ホームでのハノーファー96戦。いきなり日本代表の僚友コンビ、原口元気&浅野拓磨と相まみえる。
 
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