「イヌイ獲得の効果は絶大だ!」ベティスが“YouTube”で欧州ビッグクラブと堂々渡り合う!

2018年08月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

リーガでは2強に次ぐ3位にランクイン!

新天地ベティスで着実に足場を固めている乾。クラブ関係者は“ピッチ外”でのその爆発力にも驚かされた!? (C)Getty Images

 今夏に日本代表MF乾貴士をフリートランスファーでエイバルから獲得したベティス。早くも"ピッチ外"でその好影響が出ているようだ。
 
 世界中のプロサッカークラブのSNSやYouTubeの数値を調べてランキング化している『Social Media Football League』(略称:SMFL)が、2018年7月の集計結果を公表した。そのなかで飛躍的な上昇を見せたのが、リーガ・エスパニョーラの中堅であるベティスだった。
 
 YouTube部門で、ベティスの公式チャンネルは7月の1か月で合計476万回再生を記録した。これがリーガで堂々3位の数値となったのである。さすがに1位バルセロナ(3190万回)、2位レアル・マドリー(2440万回)には大きく水を開けられているが、チャンネル登録数と掲載動画数で比べると健闘ぶりが顕著だ。バルセロナは登録491万人の7300本で、R・マドリーは登録374万人で4380本。それに対してベティスは登録がわずか17万人で、まだ950本しかアップしていない。
 
 さらに世界全体で見ても、ベティスのYouTubeチャンネルは10位に食い込んだ。クリスチアーノ・ロナウド入団に沸くユベントスが1位(3630万回)で、9位まではすべて名だたるメガクラブがずらりと並ぶ。ベティスはチェルシー、トッテナム、インテル、ドルトムントといった世界的な知名度の高いクラブよりも上位に位置しているのだ。

 
 ちなみにベティスはTwitterの反響部門でもリーガ3位、世界16位に入っている。
 
 この結果を受けて、ベティスの情報を提供しているサッカーサイト『informabetis.com』は以下のように分析している。
 
「ベティスのYouTubeチャンネルは他クラブに比べて後発の部類に入るが、毎回趣向を凝らしてファンを大いに楽しませている。スター選手たち率先して登場し、ユニークな企画や告知などに協力しては、ハイクオリティーな動画を配信しているのだ。それでも、7月の数字は出来過ぎだろう。タカシ・イヌイの入団が絶大な効果をもたらしたのは間違いない。日本だけでなくアジアのビューアーを大量に引き込めた結果だからだ」
 
 さっそくピッチ外でベティスに収益をもたらしている乾だが、肝心のピッチ内でもテストマッチで存在を示しており、キケ・セティエン監督の信頼を勝ち取りつつある。定位置奪取に向けて、着実に歩を進めているのだ。
 
 注目のリーガ開幕戦は8月17日。本拠地ベニート・ビジャマリンでのレバンテ戦だ。
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