“伝説OB”マルディーニの復帰に沸くミラン。レオナルドGDがカカの復帰と補強を語る

2018年08月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「カカはディレクターになりたがっている」(レオナルドGD)

ミランのフロント入りを望むカカ。はたして実現するのか。(C)Getty Images

 ミランは8月6日、スポーツ部門の「開発戦略ディレクター」に就任したOBパオロ・マルディーニのクラブ復帰会見を開いた。

 黄金期を支えたレジェンドの帰還に沸くミランとサポーターだが、クラブに戻ってくるのはマルディーニだけではないかもしれない。会見に同席したゼネラルディレクターのレオナルド氏は、元ブラジル代表のカカにもフロント入りする可能性があると話した。

 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、レオナルドは「リッキー(カカ)はずっとクラブとつながっていく。もちろん、"ゾーン"にいるだろう」と、カカがミランの幹部になることもあり得ると述べた。ただし、具体的に決まっているわけではないともつけ加えている。

「どういう形でかは分からないが、カカはディレクターになることを学びたいと望んでいる。9月にはここに来ているだろう。ただ、空想はよしてくれ。彼が来るのは、コンタクトを取るためというだけでしかない。明確な役割があるわけじゃないんだ。彼はタダだしね」
 
 またレオナルドは、この夏の今後の補強についても言及。監督が噂されるパリ・サンジェルマンのアドリアン・ラビオについては「まったくコンタクトしていない」と否定。ラツィオのセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチについても、「(獲得)は我々にとって夢ではない。彼のパーソナリティーや成長の余地を考えれば、私は真っ先に彼を獲得したい」としながらも、「ファイナンシャルフェアプレーが許してくれない」と語っている。

 ユベントスにレオナルド・ボヌッチを手放した代わりに、ゴンサロ・イグアインとマッティア・カルダーラを獲得したミランだが、レオナルドはこれ以上の大物獲得がないと示唆した格好だ。

 一方でレオナルドは、退団が噂される選手についても言及。スソは「我々にとって非常に重要な選手」と残留を強調したが、ゴンサロ・イグアインの獲得で放出候補とされていたニコラ・カリニッチについては、アトレティコ・マドリーへの売却が近いことを認めた。

『Gazzetta dello Sport』紙などイタリア・メディアによると、ミランとアトレティコは1500万ユーロ(約19億5000万円)で合意に達した様子。昨年夏、フィオレンティーナの練習参加を拒んでまでミランに加わったカリニッチだが、わずか1年で完全移籍することになりそうだ。
 
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