岡崎慎司はさらなる窮地に!? 英紙が今季のレスターは「世代交代が一気に進む」と予想

2018年08月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

21歳の天才肌マディソンへの期待は膨らむ一方

岡崎とレスターの契約は来年夏まで。延長の可能性は小さいと見られており、ラストシーズンとなる公算が高い。(C)Getty Images

 英紙『The Guardian』が2018-19シーズンの開幕が目前に迫ったプレミアリーグを特集し、全チームのプレビュー記事を展開。8月6日の紙面ではレスター・シティを取り上げ、岡崎慎司についても言及している。
 
 昨シーズンは後半戦の大反攻作戦で9位にまで順位を浮上させたレスター。しかしこの3シーズンに渡って攻撃の中軸を担ってきたリャド・マハレズがマンチェスター・シティに移籍した。同紙は「新たなバランスが生み出されるだろう。昨シーズンから続く世代交代がクロード・ピュエル(監督)によってさらにスピードアップするはずだ」と記している。
 
 とりわけ、4-2-3-1システムの2列目が肝になると論じ、キーマンに推しているのが、今夏ノーリッジから獲得した期待の新星ジェームズ・マディソンだ。イングランドU-21代表でも主軸を張る21歳のプレーメーカーを、同紙は「ピュエルがどうしても欲しくて獲った逸材。トップ下で不動の地位を築くかもしれない」と絶賛。そのうえで、「長らくジェイミー・ヴァーディーの相棒を務めてきたシンジ・オカザキは衰えが隠せない。そのオカザキが幅を利かせていたポジションで、マディソンが新たなレスター像を創出するだろう」とした。

 
 フランス人指揮官はデマライ・グレイ(22歳)、フォセニ・ディアバテ(22歳)の若手アタッカーコンビにも大きな期待を寄せており、かつてレスターの代名詞だった堅守速攻からパスを主体としたスタイルへの転換もさらに推し進めるだろうと見ている。
 
 岡崎にとっては厳しい情勢で、前線にはほかにもケレチ・イヘアナチョ、今夏にモナコからやってきたマハレズの後継者、ラシド・ゲザルも調子が上向き。スーパーサブでの出場が現実的で、少ないチャンスで結果を叩き出したいところだ。
 
 ちなみに同紙はレスターの順位を昨シーズンと同じ9位と予想した。8月10日の開幕戦では、マンチェスター・ユナイテッドと敵地オールド・トラフォードで対峙する。
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事