【スルガ銀行杯|展望】”大胆策”を敢行!C大阪が“赤い悪魔”インデペンディエンテを迎え撃つ!

2018年08月07日 サッカーダイジェスト編集部

C大阪は3-4-2-1システムを採用し、スタメンを大幅に変更か

故障者/C大阪=柿谷、山村、澤上、茂庭、西本
出場停止/C大阪=なし
(C)SOCCER DIGEST、(C)J.LEAGE

スルガ銀行チャンピオンシップ
C大阪-インデペンディエンテ
8月8日(水)/19:00/ヤンマースタジアム長居

 
【C大阪|最新チーム事情】
●ターンオーバーを実施し、5日の鳥栖戦から先発11人を入れ替えることが濃厚。
●U-23チームでJ3を戦う若手の数人がメンバーに入る予定。
●鳥栖戦に先発した11人は試合前日が休養日となり、ベンチからも外れる見通し。
●別メニューが続く柿谷や山村の復帰も見送りか。
【担当記者の視点】
 0-1で敗れた鳥栖戦から中2日で迎える、このインデペンディエンテ戦。直近のリーグ戦では6試合連続未勝利と苦しむなかで、ユン・ジョンファン監督は思いきった策に打って出る。
 
 鳥栖戦で先発した11人をベンチからも外し、再び中2日で迎える11日のアウェーの札幌戦に向けて調整させることを決断したのだ。昨季、ルヴァンカップのグループリーグを戦っていた面々が主にスタメンとして名を連ねることが濃厚だ。

 タイトルが懸かる一戦とはいえ、真夏の過酷すぎる過密日程の中では致し方ない起用法でもあり、普段は出場機会の少ない選手たちが南米王者と対戦することになった。
 
 さらにシステムは、いつもの4-4-2ではなく、3-4-2-1に変更するかもしれない。その中で注目したいのが大卒2年目のMF山内寛史。プロ1年目は怪我に苦しんだが、J3などでも出場を重ね、今年7月25日のJ1・14節の鹿島戦でトップとして初出場初先発。何もできず途中交代に終わったものの、同28日(18節)の仙台戦では途中出場し、試合終了間際の決勝点に絡む活躍を見せた。
 
 身長182㌢という上背に加え、最大の持ち味は正確なシュート。柿谷や山村ら負傷を抱える選手が戻ってくれば、再びメンバーから外れる可能性が高くなるだけに、この一戦でインパクトを残したいところだ。
 
 他にも高卒ルーキーのFW安藤瑞季や、U-23チームでJ3を戦うDF森下怜哉、MF斧澤隼輝、中島元彦、FW米澤令衣らにチャンスが与えられる可能性がある。普段はトップチームとは別で練習をしているだけに、この一戦に出場することができれば、大きなアピール機会となる。
 
 対するインデペンディエンテは日本で1週間以上も調整しており、ロシア・ワールドカップに出場したアルゼンチン代表MFマキシミリアーノ・メサらも帯同している。本気でタイトルを獲りにきている南米王者の強さに変わりはないが、それでも勝てる可能性はゼロではない。C大阪は昨季の序盤戦で、控え組で臨んだルヴァンカップの勝利で浮上のきっかけを掴んでいる。今後のリーグ戦に弾みをつけるためにも、この一戦を粘り強く勝ち切りたいところだ。
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