C・ロナウドの後釜を探すマドリー、チェルシーのビッグネームふたりに約260億円を投下か

2018年08月06日 山本美智子

指揮官は「手持ちの駒に満足」と語るが。

アザール(右)に対して3度目のオファーを提示したマドリー。クルトワ(左)との2枚獲りなるか。(C)REUTERS/AFLO

 ユベントスに移籍したクリスチアーノ・ロナウドの穴埋め作業が、レアル・マドリーの監督に就任したジュレン・ロペテギの最初の大仕事となる。

 もっとも、マドリーでプレーしている間、67分ごとにゴールかアシストのどちらかをマークし、438試合で451得点・115 アシストを記録した選手の後釜を探すのは、当然ながら容易ではない。

 そのことを熟知する新監督は、プレシーズン最初の記者会見で、「手持ちの駒で十分」といったニュアンスのコメントを発しており、各メディアでは、ガレス・ベイルを攻撃の中心に据えたチームになるのではないかと予想されている。

 そしてもうひとり、ロペテギ監督がC・ロナウドの穴埋め要員として大きな期待をかけていると言われているのが、攻撃的MFのマルコ・アセンシオだ。まだ22歳ながら、今シーズンがトップチームで迎える3年目で、過去2シーズンはいずれも公式戦で10ゴール以上を決めている。

 このプレシーズンに行なわれたユベントス戦では「偽の9番」として起用され、2ゴールをゲット。彼を前線の中央下がり目の位置に配する4-3-3(あるいは4-3-1-2)へのが基本システムになるかもしれないとも言われている。
 
 指揮官が手持ちの駒でのチーム作りを模索する一方で、ペレス会長は"ロナウド・ショック"の傷を癒すような話題性のある大型補強を望んでいるようだ。

 これまでもネイマール、ハリー・ケイン、ロベルト・レバンドフスキと、大物FWの名前が浮上しては消えてきたが、現在その最有力候補には、ワールドカップ中にも話題になったベルギー代表アタッカー、エデン・アザールの名が再浮上している。

 現地メディア『diariogol.com』によれば、マドリーはGKティボー・クルトワとの2枚獲りを狙い、すでにチェルシーに対して2億ユーロ(約260億円)のオファーを提示したという。

 プレミアリーグの移籍市場は8月9日に閉まるだけに、ここからの数日でマドリーがどのような動きを見せるか、おおいに注目される。

文●山本美智子(フリーランス)
 
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