「新しい挑戦が好き」本田圭佑のメルボルン・V入りが正式決定! 気になる契約は国をあげての特別待遇に

2018年08月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「評判を高めてくれる」とオーストラリア・サッカー連盟会長も期待。

ビデオ中継で会見に参加した本田。その表情は終始、晴れやかだった。 (C) Getty Images

 現地時間8月6日、オーストラリアAリーグのメルボルン・ビクトリーは、日本代表MFの本田圭佑と契約を結んだことを正式に発表した。

 昨シーズン限りでパチューカを退団してから、無所属の状態が続いていた本田だが、先月31日に自身のツイッターで現役続行を宣言し、去就が注目されていた。

 そんななか、メルボルンは6日の朝に会見を開き、同クラブのアンソニー・ディ・ピエトロ会長とケビン・マスカット監督、そしてAリーグのグレッグ・オルーク代表が出席して本田の獲得を発表した。
 

 会見には出席しなかったものの、アメリカに滞在中の本田はビデオ通話を通して、英語でコメントを述べている。

「メルボルン・ビクトリーに加入することができて嬉しく思います。関心を持ってくれていることはワールドカップの1週間後から知っていました。新しい挑戦をするのが本当に好きだというのが、僕という人間です。できるだけ早くプレーできることを楽しみにしています」

 現地複数報道によると、本田は給与制限を受けないマーキー・プレーヤーとして、290万豪ドル(約2億3780万円)を受け取るとされている。メルボルン・Vは、年俸の内130万豪ドル(約1億660万円)を負担し、残りの160万豪ドル(約1億3120万円)をオーストラリア・サッカー連盟と豪メディア『Fox Sports』が支払うことになるという。

 まさに国を挙げた特別待遇で迎え入れる本田について、会見に同席したオーストラリア・サッカー連盟のデイビッド・ギャロップ会長は次のように語った。

「彼のような経験豊富な選手の加入は、Aリーグの価値、市場性、イメージ、そして評判をアジアだけでなく世界中で高めてくれるだろう。

 加えて、マーキー・プレーヤーとしてこのサインをサポートしてくれた『FOX スポーツ』にも感謝したい。また、交渉の重要な役割を果たしてくれたリーグ会長やGMにも謝意を表する」

 新たな挑戦の場として、オーストラリアを選んだ本田。日本サッカー界屈指のカリスマの一挙手一投足に注目したい。
 
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