決勝ボレー弾の鳥栖キャプテン・吉田豊が3か月ぶりの勝利に「涙が出そうなくらい嬉しい」

2018年08月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「前日の練習で同じ場面があったので…」

先制ゴールを決めた吉田を祝福する鳥栖のチームメイトたち。写真:徳原隆元

[J1リーグ20節]鳥栖1-0C大阪/8月5日/ベアスタ

 キャプテンの豪快な一撃が鳥栖に3か月ぶりの勝利をもたらした。

 先制ゴールが生まれたのは開始15分、CKからのこぼれ球に反応したキャプテンの吉田豊が思い切りよく右足を振り抜く。低く抑えられた弾丸ショットが左ポストに直撃し、そのままゴールに吸い込まれた。鳥栖は、吉田の挙げた1点をしぶとく守り切り、「ウノゼロ」勝利。3か月ぶりの勝利をもぎ取った。

 試合後のヒーローインタビューに応えた吉田は、開口一番「涙が出そうなぐらい嬉しいです」と喜びを表現。キャプテンとしての重責も担う立場だけに、待ちに待った瞬間を迎えられた安堵の表情が印象的だった。

 得点シーンを問われた吉田は「前日の練習で同じ場面があって、その時にうまく決められたので、思い切って隅を狙いました」と回想。さらに「ゴンちゃん(権田)をはじめ、ディフェンスの選手や、中盤の選手、前線の選手、みんなが本当によく走ってくれた。感謝したい」とチーム一丸での勝利を強調した。

 これで鳥栖は勝点を18に伸ばし、自動降格圏からは脱出した形となったが、残留に向けてはまだまだ危険な位置にあることには変わりはない。キャプテンは表情を緩めることなく、「今日のことはもう忘れて、次の試合はまた勝ちます」と、ホームサポーターに誓った。

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