久保裕也、痛恨のPK失敗でチームを勝利に導けず…ヘントは開幕2戦未勝利

2018年08月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

痛恨のPK失敗。

アグレッシブな動きを見せた積極性は良かった久保だが、重要な場面で決めきることが出来なかった。 (C) Getty Images

 現地時間8月4日にベルギー・リーグ2節が行なわれ、日本代表FWの久保裕也が所属するヘントはズルデ・ヴァヘレムと対戦した。

 スタンダール・リエージュとの開幕戦を2-3と落としていたヘント。久保はその一戦に続いて先発出場し、4-1-4-1の右インサイドハーフに入った。

 試合が立ち上がりから一進一退の攻防となるなかで、アグレッシブに動き回った久保は、ポジションチェンジを繰り返しながら、味方からボールを引き出しては、積極果敢な個人技でゴールへの活路を見出そうとする。

 そんな久保の奮闘も虚しくスコアレスで折り返した迎えた後半、ヘントはギアを上げて攻勢に転じると、一大決定機を迎える。
 
 53分、タイウォ・アウォニーが敵ペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。このビッグチャンスでキッカーを務めた久保は、思い切りよく右隅に蹴り込むも、相手GKサミー・ボストのファインセーブに阻まれて痛恨の失敗に終わった。

 久保は、PK失敗から間もない63分に久保はブレヒト・デヤーゲレとの交代を余儀なくされている。

 そして、試合は66分に動く。ズルデ=ヴァヘレムが、CKから相手CBのティモシー・デリックが先制点を決めたのである。

 均衡が破れた試合は、70分以降、布陣を3バックに変更したヘント、猛攻を仕掛けるも、相手の分厚いブロックを攻略できなかった。それでも終盤にパワープレーに転じたヘントは、ラストプレーで意地を見せる。途中出場のジョナタン・デイビッドが、敵ゴール前で右足を振り抜いてゴールへ流し込んで同点とした。

 結局、1-1で試合は終了。土壇場で追いついたヘントは、何とか2連敗は避けたものの、またしても勝利はお預けとなった。

 今節で痛恨のPK失敗という悔しさを味わった久保は、次節以降で、その汚名を返上する活躍ができるのか? 注目したい。なお、ヘントは現地8月9日に行なわれるヨーロッパリーグ出場を懸けた予選でポーランドのヤギエロニアと対戦する。
 
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