インターハイ女子決勝は連覇を狙う日ノ本学園と常盤木学園の顔合わせに!

2018年08月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

常盤木学園が地元静岡の藤枝順心を下し、2012年以来の決勝へ

劇的な勝利で決勝行きを決めた常盤木学園。ゴールが決まった瞬間、選手たちは喜びを爆発させた。写真:西森彰

 8月4日、インターハイ(全国総体)の女子サッカー競技が静岡県の藤枝市で行なわれ、決勝に進む2チームが決定した。
 
 2日の準々決勝から中1日で実施されたセミファイナル。連覇を狙う日ノ本学園は初の決勝進出を目指す前橋育英と顔を合わせた。
 
 日ノ本学園は序盤から攻撃陣が猛威を振るう。前半7分、準々決勝の神村学園戦でハットトリックを決めている久永望生が先制点を奪うと、24分には山下寧が加点。続く33分にも山下がネットを揺らし、3-0とした。
 
 その直後に日ノ本学園は前橋育英の狩野蒼葉に1点を返されると、後半9分にも狩野にゴールを許してしまう。

 瞬く間にリードが1点となった前回女王だったが、ここから底力を発揮。24分に久永がこの日2点目となる得点を決め、再び前橋育英を突き放す。このまま逃げ切った日ノ本学園は決勝進出を決め、夏の日本一まであと一勝に迫った。
 
 残る1試合の常盤木学園と地元静岡・藤枝順心の一戦は1点を争う好ゲームに。立ち上がりから拮抗した展開となり、後半に入ってもスコアは動かない。誰もがこのままPK戦に突入するかと思った後半アディショナルタイムだ。

 常盤木学園の津田真凜が左足でゴールを射抜き、これが決勝点。死闘を制した常盤木学園が2012年の第1回大会以来となるファイナルへ駒を進めた。
 
 明日5日に行なわれる決勝は連覇を狙う日ノ本学園と初優勝を目指す常盤木学園の顔合わせとなった。果たしてどちらに歓喜の瞬間が訪れるのだろうか。
 
 4日の結果と5日の予定は下記の通り。
 
・4日(準決勝)
日ノ本学園(近畿①/兵庫)4-2  前橋育英(関東①/群馬)
常盤木学園 (東北①/宮城)1-0 藤枝順心(東海①/静岡)
 
・5日(決勝)
日ノ本学園 vs 常盤木学園(10:00/藤枝総合公園サッカー場)
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事