清水の元社員が6年間で約6700万円を着服…責任明確化のため社長の報酬30%を3か月間減額に

2018年08月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

当該元社員は7月31日付で懲戒解雇

清水は18試合消化時点で8勝3分け7敗。勝点27で8位につけている。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 J1の清水が3日、元経理担当者が6年間に渡って約6700万円を着服していたと発表。「ファン・サポーター、パートナーのみなさまへ【当社元社員による不正行為についてのお詫び】」と題した謝罪記事を公式HPで公開した。
 
 記事によれば、経理担当の元社員は2012年から18年にかけて会社の経費を着服し、私的に流用していたという。原因は「当該元社員に経理に関する多くの業務を任せ、また会社としての組織的なチェック体制が機能せず、不正行為を見抜けなかった」ためで、すでに「チェック機能の強化を実施」した。
 
 また、今回の事態を受け、当該元社員を7月31日付で懲戒解雇し、管理監督責任を明確にするために左伴繁雄社長の報酬の30%を3か月間減額することも発表されている。
 
 清水の公式HPに掲載された謝罪文は以下のとおり。
 
 この度、当社の元経理担当者が2012年から2018年にわたる6年間、約6,700万円の会社の経費を着服し、私的に流用したことが判明しました。
 
 このような事態を招いた事を猛省するとともに、ファン、サポーターの皆様、株主様、パートナーの皆様をはじめとする多くの関係者の皆様の信頼を裏切る結果となりましたことを、心からお詫び申し上げます。
 
 本件の原因は、当該元社員に経理に関する多くの業務を任せ、また会社としての組織的なチェック体制が機能せず、不正行為を見抜けなかったことであり、既にチェック機能の強化を実施しております。
 
 今回の事態を受け、当該元社員は、7月31日付で懲戒解雇となり、また本件に対する管理監督責任を明確にする為、社長の左伴が報酬の30%を3カ月間減額いたします。
 
 当社では、今回の不正行為発生を厳粛に受け止め、コンプライアンス意識の徹底、業務フローの見直しなど内部統制体制の更なる強化を業務・人・システムの面から行って参り、皆さまから愛されるクラブになりますよう努めて参る所存です。
 
 今後とも変わらぬご支援・ご声援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
 
株式会社エスパルス
代表取締役社長 左伴 繁雄
 
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