宇佐美はデュッセルドルフに再レンタルで決着! 会長は「タカを連れて戻る」と喜びを露わ

2018年08月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

”相思相愛”のチームへのレンタルでほぼ決まり

完全移籍は叶わなかったが、本人も強く望んでいたデュッセルドルフへの復帰。馴染みのあるチームで力を発揮できるだろうか。(C) Getty Images

 宇佐美貴史は新シーズン、再びデュッセルドルフでプレーするようだ。ドイツの全国紙『Bild』が報じている。

 宇佐美の移籍話はロシア・ワールドカップ前に浮上し、アウクスブルクからデュッセルドルフへ完全移籍するための交渉が進んでいると囁かれていたが、最終的にはレンタル移籍で決着が付いたようだ。

 どうやら、完全移籍は300万ユーロ(約3億9000万円)と提示された移籍金などの条件面で折り合わず。レンタルに伴う買取りオプションなどの詳細は明らかになっていない。

 『Bild』の取材に対し、宇佐美をもう1年レンタルすることを認めたデュッセルドルフのロベルト・シェーファー会長は、「私たちはタカをホームに連れて戻るよ!」と喜びを露わにした。

「昨シーズンはすべてうまくいった。タカが戻ってきて、新シーズンを一緒にプレーすることができてうれしいよ」

 昨シーズンは2部リーグで戦ったデュッセルドルフで、宇佐美は28試合に出場し、8得点・3アシストと活躍。1部昇格にもおおいに貢献し、チームスタッフ、選手、そしてサポーターからの信頼も厚い。

 ひとつ懸念事項があるとすれば、日本人コンビとして躍動した"元相方"原口元気が、ハノーファーに移籍してしまった点だろう。

 しかし、会長は宇佐美に絶大な信頼を寄せており、「彼が最後まで私たちを待ってくれた。スタートからまた一緒に、形を作っていくことができると確信している」と語った。

 また、フリードヘルム・フンケル監督も喜びの声を挙げ、「タカがひと皮むけるには、ゲンキの存在が必要だった。でも、それは過去のことだ。彼はゲンキがいなくても、彼自身の能力を発揮できると思うよ!」とコメントしている。

 宇佐美はまずアウクスブルクで、現時点で2020年までとなっている契約を1年間延長した後、"ホーム"へ帰還する見込みだ。
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