アルゼンチン 1-0 ベルギー|悩める9番の右足がアルゼンチンを24年ぶりの4強へ

2014年07月06日 加藤紀幸(ワールドサッカーダイジェスト)

CBデミチェリスと左SBバサンタが抜擢に応えた守備陣が奮闘。

【サッカーダイジェスト特派のポイントレビュー】
 
 悩める9番の右足が、ついに火を噴いた。5試合目にしてマークしたイグアインの初ゴールが決勝点となり、アルゼンチンが実に24年ぶりの4強入りを果たした。
 
 33分にディ・マリアが怪我で退くアクシデントに見舞われ、追加点は奪えなかったものの、アルゼンチンは守備陣が奮闘した。ともに今大会初先発となったCBのデミチェリスと、出場停止のロホに代わって左SBを務めたバサンタが、サベーラ監督の抜擢にきっちり応え、ベルギーの危険なアタッカー陣を完封した。
 
 ノーゴールに終わったベルギーは、崩しとフィニッシュをアザールら2列目の個人技に依存する単調な攻撃が、限界を露呈。終盤にフェライニ、ファン・ブイテン、ルカクをターゲットとするパワープレーで強引に攻め込んだものの、1点が遠かった。
 
取材・文:加藤紀幸(ワールドサッカーダイジェスト)
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事