長崎が今年も“平和祈念ユニフォーム”を発表! 8月1日の札幌戦から4試合で着用

2018年08月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

高木監督「平和祈念ユニフォームは私たちの誇り」

平和の象徴である折り鶴がメインにデザインされている。左がフィールドプレイヤー、右はGK。

 V・ファーレン長崎が戦後 70 年、被爆 70 年を迎えた2015年の夏より、毎年サプライヤーのヒュンメルと発表してきた"平和祈念ユニフォーム"を4年目となる今年も着用する。
 
 1945年8月9日、広島市に続いて長崎市にも原子爆弾が投下された。約24万人といわれる人口のうち7.4万人が死没し、建物の約36パーセントが全焼、または全半壊という凄まじい被害をもたらした。2015年、未曽有の惨事から70年を迎え、原爆の悲惨さとともに、スポーツのできる平和の尊さを感じられるようにという思いからこの"平和祈念ユニフォーム"が生まれた。
 
 デザインは過去3シーズン、ナガサキから平和を発信するという思いを込め、平和祈念像をモチーフのひとつとしてきたが、今年はJ1リーグで同じ被爆地の広島との対戦があることから、両地域からの思いを込めるために、平和の象徴である折り鶴をメインに表現。ナガサキの地から世界に向けて原爆の悲惨さと平和の尊さを発信する。
 
 現役時代には広島でもプレーした高木琢也監督は、「平和祈念ユニフォームは私たちの誇りです。私たちが、このユニフォームに袖を通して試合に出ることが、またひとつ平和に繋がっていくと考えています」と語った。
 
 また髙田明社長は、「胸の企業ロゴも、平和のメッセージをより強く感じていただけるよう、平和を伝えるユニセフ様とさせていただきました。どうぞ皆様にも、この想いを感じていただき、共に未来に平和を繋げてまいりましょう」と問いかけた。
 
 すでに7月18日の神戸戦で着用されており、今後は8月1日の札幌戦、15日の鹿島戦、19日のC大阪戦、31日の湘南戦と4試合で着用する。また、ピースマッチと銘打たれた11 日アウェー・広島戦の着用は、現在調整中となっている。
 
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