去就に揺れるレバンドフスキが「マンU行き」を拒否!? その理由はいたってシンプルだった

2018年07月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

パリSG、マンU、さらにはチェルシーも獲得に名乗り

メガクラブが続々と争奪戦に加わるも、レバンドフスキの唯一無二の願いはマドリーへの移籍。ロシアW杯で評価を落とさなければ……。(C)Getty Images

 ロベルト・レバンドフスキを巡る水面下での争奪戦が熱を帯びている。
 
 ポーランド代表FWはすでにバカンスを終えて、自宅があるミュンヘンに戻っているという。自身が待望しているのは、レアル・マドリーからのオファーだが、スペインの巨人は関心こそ示しているものの、いまだ具体的な打診には至っていない。
 
 そんななか、マンチェスター・ユナイテッドとパリ・サンジェルマンの2チームが9000万ユーロ(約117億円)とも言われるビッグオファーを用意。そこにチェルシーも横槍を入れている状態で、かなり騒々しくなってきた。

 
 ポーランドの全国紙『Przeglad Sportowy』はこう報じている。
 
「ロシア・ワールドカップで惨憺たる結果に終わったポーランド代表とレビー(選手本人の愛称)は、国内でもドイツでもいまだ批判の的となっている。彼は世界有数のストライカーであることを証明すべき大会で、そのアピールに大失敗したのだ。レアル・マドリーが獲得に二の足を踏んでいるのももちろんそのためで、純粋に評価を下げてしまったと見るほかない」

 
 所属元のバイエルン・ミュンヘンは交渉のテーブルに付かないとは言っていない。ただ、レバンドフスキに代わるワールドクラスのFWを見つけられないでいるのだ。そこに目途が立たないかぎり、移籍を容認することはないだろうと同紙は見ている。
 
 さらに、「レビーがマンチェスターを選ぶことはまずない」と断言した。なぜか。
 
「彼は移籍先での家族の生活を非常に大切に考えている。ミュンヘンでは快適に安全に暮らせたが、マンチェスターの街にはまるで良い印象を抱いていないようだ。周囲には『あそこにだけ行きたくない』と漏らしているようで、街の雰囲気や治安面に不満を持っているのだろう。となると、マドリーの次善候補はパリとなるか。こちらはネイマールが残り、キリアン・エムバペもいる。彼ら3人との3トップはレビーにとっても大きな魅力に違いない。だがそれでも、彼はマドリーからの正式オファーを切望している」
 
 バイエルンのニコ・コバチ新監督は7月30日の会見でレバンドフスキの去就について言及。「ロベルトを取り巻く状況はなんら変わっていない。我々には彼が必要だし、彼には契約が残っている(現行契約は2021年6月まで)。とどまってくれると信じているよ」と、こちらは残留に期待を込めた。
 
 はたして悩めるストライカーはどこで新シーズンを戦うのか。ファイナルアンサーの時は刻々と近づいている。
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