「最強の補強はナガトモだ!」イスタンブール地元紙が英雄の“帰還”を手放しで称賛

2018年07月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

CLにも挑む新シーズン。キャリアの最高の1年とできるか

すでにガラタサライのキャンプに合流している長友。大忙しの新シーズンが幕を開ける(写真は公式ツイッターより)。

 日本代表DF、長友佑都を擁するガラタサライが最終調整に入っている。シーズン初戦は今週日曜日に行なわれる、トルコ版スーパーカップのアキサルスポル戦だ。
 
 すでに束の間のバカンスを終えてチームに再合流している長友だが、今夏のチーム補強については賛否両論が渦巻いている。新シーズンは国内リーグ連覇のみならずチャンピオンズ・リーグでの躍進も期すだけに、大胆な補強作戦が待望されたが、ここまで主力のイン・アウトは皆無で、昨シーズンのスカッドがほぼ維持されているからだ。この点について、メディアや専門家の間で盛んに議論が交わされている。大型補強をしたくてもない袖は振れない、というのがクラブの実状のようだが……。
 
 
 そんななか、「この夏最強の補強はユウト・ナガトモだ」と銘打ち、日本が誇るサムライにスポットライトを当てたのが地元メディア『GS GAZETE』だ。長きに渡るインテルとの交渉の末、なんとか250万ユーロ(約3億2500万円)での買い取りに成功。この粘り強く勝ち取ったタレントが、特大の効果をもたらすと論じているのだ。
 
「ガラタサライとファティフ・テリム監督にとって、きわめて重要な獲得劇だった。ナガトモが在籍することで得るメリットは山ほどある。ガラタサライにとって積年の課題だった左サイドを強みに変えただけでなく、攻撃的にも振る舞え、右サイドもこなせる男だ。ピッチ内外で代えの利かないムードメーカ-であり、その存在価値はすでに計り知れなく大きい。戦術理解度がとても深く、そのイメージをピッチ上の選手に伝える重要な役割も担っている。しかもインテルで7年間を戦った叩き上げだ。チャンピオンズ・リーグを戦うチームにとって、彼以上に頼れる戦力はいない」
 
 そして最後に、「ロシア・ワールドカップで大活躍を果たし、良いムードをチームにも運んでくれている」と絶賛したのだ。
 
 メディアからもサポーターからも、そして当然監督やチームメイトからも絶大な信頼を得ている長友。31歳で迎える2018-19シーズンは、キャリア最高の1年となるかもしれない。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事