柴崎岳のステップアップ移籍に現実味が!? ヘタフェSDが「複数のクラブからの打診」を認める

2018年07月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

リーガ開幕戦はいきなり敵地でマドリーと対戦!

ヘタフェ監督の信頼を得ているとは言い難く、ステップアップ移籍の可能性が急浮上。はたして柴崎の活躍の場はどこになるのか。写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

 火曜日に出国し、新シーズンのスタートを切った柴崎岳。ヘタフェのキャンプ地へとそのまま入る予定だが、ここにきて周辺が騒がしくなっている。ロシア・ワールドカップで奮迅のパフォーマンスを見せた日本代表MFへの関心は強まる一方だ。
 
 7月23日にスペイン・アンダルシア地方の地元メディア『Estadio Deportivo』が伝えたのは、ヘタフェのスポーツディレクター(SD)であるニコラス・ロドリゲス氏のこんなコメントだ。

 
「ワールドカップの期間中から、ガクに対する他クラブからの身分照会が後を絶たない。だが彼はまだ休暇中だ。まずは彼のエージェントと話して、ガクが戻ってきたら状況について話い合う必要があるだろう」

 
 今夏に代表の僚友である乾貴士が入団したベティスが獲得に本腰を入れているとされ、お膝元である同メディアがロドリゲスSDを直撃した格好だ。正式オファーが届いているどうかは明言していないが、ベティス以外にも打診があったことを窺わせている。一部報道ではポルトガルの名門ポルトも意欲を見せているようだ。
 
 1年前にヘタフェ入団を果たした柴崎。2017-18シーズン序盤からスタメンの座を奪い、第4節バルセロナ戦では鮮烈ボレーを決めるなど大いに存在を示した。だがその試合で左足の中足骨を骨折し、3か月間の長欠を余儀なくされる。戦列復帰後は思うようにアピールできず、終わってみれば22試合出場にとどまり、先発は半分以下の12試合のみ。1得点・0アシストと寂しい数字となった。
 
 ホセ・ボルダラス監督の信頼を得ているとは言い難く、活躍の場を移すと決断してもなんら不思議ではない。ロドリゲスSDの対応を見る限り、ヘタフェ側も門を閉ざしているわけではなさそうだ。
 
 はたして急転直下の展開はあるのか。新シーズンのリーガ・エスパニョーラの日程が発表され、ヘタフェは8月19日の開幕戦でレアル・マドリーとのアウェーマッチを戦うことが決まっている。
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