FIFA最優秀選手&監督の最終候補者が発表! C・ロナウドの3年連続受賞をW杯MVPのモドリッチらが阻むか!?

2018年07月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

ヴァランヌはCLとW杯を制した唯一の選手

最優秀選手にノミネートされた10選手。栄冠は誰の手に!? (C) Getty Images

 7月24日、FIFA(国際サッカー連盟)は、「ザ・ベスト・FIFAフットボール・アウォーズ2018」各賞の、最終ノミネートの選手&監督を発表した。
 
 FIFAは毎年、男女の年間最優秀選手、最優秀監督を発表・表彰しているが、今年は昨年夏から今年夏までの期間が評価の対象となり、各国代表チームのキャプテン、各国代表チームの監督、一般のファン、そして世界中のメディアの投票によって受賞者が決定される。
 
 まず、男子最優秀選手の最終候補10名は以下の通り。
 
クリアチアーノ・ロナウド(レアル・マドリー→ユベントス/ポルトガル代表)
ケビン・デ・ブルイネ(マンチェスター・シティ/ベルギー代表)
アントワーヌ・グリエーズマン(アトレティコ・マドリー/フランス代表)
エデン・アザール(チェルシー/ベルギー代表)
ハリー・ケイン(トッテナム/イングランド代表)
キリアン・エムバペ(パリ・サンジェルマン/フランス代表)
リオネル・メッシ(バルセロナ/アルゼンチン代表)
ルカ・モドリッチ(レアル・マドリー/クロアチア代表)
モハメド・サラー(リバプール/エジプト代表)
ラファエル・ヴァランヌ(レアル・マドリー/フランス代表)
 
「FIFAバロンドール」から現在の名称に変わった2016年以降、2年連続でC・ロナウド(計5回)が受賞しているが、昨シーズンにレアル・マドリーで前人未到の欧州3連覇の原動力となった彼は、今回も有力候補のひとりだ。
 
 ただ、マドリーということでは、モドリッチも功労者のひとりであり、さらに彼は、ロシア・ワールドカップでクロアチア代表を史上初の決勝戦まで導き、自身は大会MVPにも選出されており、今回は受賞候補の筆頭と見る者も多い。
 
 さらに、マドリーではヴァランヌもノミネート。こちらはフランス代表の不動のCBとしてロシアでも活躍。今回の候補者のなかでは、チャンピオンズ・リーグとW杯の両方で優勝を果たした唯一の選手である。
 
 W杯優勝メンバーであるグリエーズマン(彼はA・マドリーでヨーロッパリーグも制覇)、19歳で数々の記録に並んだエムバペも有力候補であり、またデ・ブルイネ、アザール、ケイン、サラーも最高峰の舞台で強烈な印象を残した。そしてC・ロナウド同様に5度の受賞歴があるメッシも、やはり受賞に値する活躍を果たしている。
 
 続いて、男子の最優秀監督の最終候補には、以下の11名が選出された。
 
マッシミリアーノ・アッレグリ(ユベントス)
スタニスラフ・チェルチェソフ(ロシア代表)
ズラトコ・ダリッチ(クロアチア代表)
ディディエ・デシャン(フランス代表)
ジョゼップ・グアルディオラ(マンチェスター・シティ)
ユルゲン・クロップ(リバプール)
ロベルト・マルティネス(ベルギー代表)
ディエゴ・シメオネ(アトレティコ・マドリー)
ガレス・サウスゲイト(イングランド代表)
エルネスト・バルベルデ(バルセロナ)
ジネディーヌ・ジダン(レアル・マドリー)※昨シーズン限りで退任
 
 2016年はレスターのクラウディオ・ラニエリ、昨年はジダンが選出された同賞。タイトルということでは、マドリーで欧州3連覇を達成したジダンの連続受賞の可能性は高いが、W杯を制したデシャンもそれ以上の有力候補だろう。
 
 この2人のフランス人以外にも、クラブ、代表の両方で印象的な好チームを作り上げた名将が並んでおり、票は分かれる可能性もある。
 
 気になる受賞者発表は、9月24日に行なわれる。なお、一般の投票はFIFAの公式サイトで受け付けており、8月10日に締め切られる。
 
※女子の候補選手&監督は割愛
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