C・ロナウド移籍の次は、ビッグネームの“出戻り”か!? ボヌッチ&ポグバがユベントス復帰を希望との報!

2018年07月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

ポグバの移籍は「難しい取引」

再びボヌッチとポグバが、ともにプレーすることはあるのだろうか。実現するとすればプレミアの舞台だと、少し前は思われていたが……。写真は2013年。 (C) Getty Images

 これも、クリスチアーノ・ロナウドというビッグスターを獲得した効果だろうか。
 
 イタリアやスペインのメディアによると、一度はイタリア王者を去った大物選手たちが復帰を希望しているという。ミランのレオナルド・ボヌッチと、マンチェスター・ユナイテッドのポール・ポグバだ。
 
 2010年からユーベに7年間在籍し、スクデット6連覇に貢献したボヌッチは、昨年夏にミランへ電撃移籍。マッシミリアーノ・アッレグリ監督との確執も囁かれたイタリア代表CBは、クラブ買収で中国資本となったミランに向かい、新たにキャプテンマークも巻いている。
 
 だが、2017-18シーズンのミランは安定感に欠け、チャンピオンズ・リーグ(CL)出場権を得ることができず。ボヌッチ自身も批判を浴びることが少なくなかった。さらに、クラブは中国資本の経営が行き詰まり、アメリカのヘッジファンド「Elliott」の支配下に置かれている。
 
 一時はUEFAにヨーロッパリーグ(EL)から締め出されるなど、クラブの今後に暗雲が立ち込めていたこともあり、ボヌッチにはわずか1年での退団が報じられることに……。ユーベ時代の盟友ジャンルイジ・ブッフォンの新天地、パリ・サンジェルマンへの移籍が取り沙汰された。
 
 しかし、7月23日にイタリア紙『Gazzetta dello Sport』が報じたところによると、ボヌッチはここにきてユーベ復帰を検討しているという。『Calciomecato.com』は、アレッサンドロ・ルッチ代理人がユーベのファビオ・パラティチSDと会談したとも伝えている。
 
 新たにアメリカ資本となり、経営陣を一新したミランは、C・ロナウド加入でユーベ退団が有力視されているゴンサロ・イグアインへの関心が報じられている。イグアインとボヌッチの"トレード"に発展する可能性はあるのか。今後の進展に注目だ。
 
 一方で、スペイン紙『Marca(マルカ)』は、ポグバも再び白と黒のユニホームを着たがっていると報じた。
 
 2012年にマンチェスター・Uをフリーで退団し、ユーベに移籍したポグバは、イタリアでワールドクラスへの飛躍を遂げ、2016年に当時の史上最高額でユナイテッドに"出戻り"移籍を果たした。
 
 だが、ジョゼ・モウリーニョ監督の下ではユーベ時代のようなパフォーマンスを安定して披露できず。一時はスタメンを外され、指揮官との確執も騒がれた。
 
 マルカ紙は、ロシア・ワールドカップでフランスの優勝に貢献する好プレーを見せたポグバが、ユナイテッドのスタイルに合わないと判断し、ミーノ・ライオラ代理人を通じてユナイテッドに移籍を志願したと報じている。
 
 フリーで退団したポグバに1億ユーロ(約130億円)以上をつぎ込んで買い戻したユナイテッドが、簡単に移籍を認めるとは想像しがたい。マルカ紙も、難しい取引と伝えている。だが、ポグバはこれまで最も自分が輝いたイタリア王者への復帰を強く望んでいるそうだ。
 
 堅実経営を重視してきたなかで、C・ロナウド獲得という大物買いに手を出したユーベが、さらに大型契約に乗り出すことはあるのだろうか。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事