Ｊ１リーグ17節の鳥栖対仙台が22日、ベストアメニティスタジアムで行なわれ、ホームの鳥栖は０－１で敗れた。
 
　試合を押し気味に進めた鳥栖は、今夏に加入したフェルナンド・トーレスを50分に投入し、攻撃を活性化。惜しいチャンスを何度も作りながら、88分の失点に泣いた。
 
　この敗戦を悔やんだのが、鳥栖のマッシモ・フィッカデンティ監督だ。試合後のフラッシュインタビューで次のように語っている。
 
「しっかり良い試合をしたのに、この結果で残念です。失点のシーンは相手のＦＷがオフサイドポジションにいたのは映像で確認していますので、また判定のミスからの失点だと思っています」
 

　確かに鳥栖の内容は良く、特に「後半は自分たちしかボールをプレーしていなかった」（フィッカデンティ監督）というのもうなずける出来だった。期待のＦ・トーレスも「しっかり２、３回大きなチャンスを作りだしてくれて、チームのために献身的に動いてくれました」と指揮官は評価しており、チーム状態は好転していると言えるだろう。
 
　しかし、一方で「自分たちがゴールまでミスをしてしまったのも事実」（フィッカデンティ監督）。Ｆ・トーレスの加入でチームが刺激を受けているのは確かだが、17位の鳥栖がここから巻き返せるかどうかは、次節以降の戦いを見守る必要がありそうだ。

【鳥栖０－１仙台 PHOTO】鳥栖のトーレス50分から出場！！見せ場を作るも終盤仙台に１点奪われ黒星