4戦未勝利も磐田の名波監督は守備陣を賞賛。「相手が11人以上いたような気もしたけど..」.

2018年07月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

8試合ぶりの無失点試合。名波監督が札幌戦のポイントに上げたのは…

守備陣に光明が差した磐田。大久保が加わった攻撃陣が奮起すれば、勝点3が見えてくるが…。写真:茂木あきら

 7月22日のJ1・17節で札幌と対戦した磐田はスコアレスドローに終わり、またしても勝利を掴めなかった。中断期間前も含め、磐田は4戦未勝利。「課題も多く出て、前に付けるボールの質が悪く、奪ったあとの質、クリアの質も前節に続いて悪かったと思う」と名波浩監督もチームの出来に苦言を呈した。
 
 一方、守備の出来に関して指揮官は一定の手応えを感じているようだ。「相手が11人以上いたような気もするゲームでしたけど、その中でも粘り強くゴール前でやれた思う」と身を挺した守りに目を見張るものがあったとし、ポジティブな評価を与えた。
 
 では何故、指揮官はDF陣に好意的な言葉を口にしたのか。それは10節の長崎戦から前節の鹿島戦まで、7試合連続で失点を喫していたからだ。
 札幌戦も危ない場面はあった。それでも大井健太郎を軸に堅牢な砦を築き、32分に与えたPKも守護神・カミンスキーが好セーブ。名波監督も「PKをカミンスキーがストップしたところ。相手が先制して勢いに乗るところをそげた」と話し、助っ人GKのビックプレーも含めてこの日の守備陣は高い集中力を最後まで維持していた。
 
 ディフェンス面で明るい兆しが見えた磐田。あとは、攻撃陣がいかに点を取るか。今夏に加わった大久保嘉人も63分からピッチに立ち、アグレッシブなプレーを見せていた。「勝ち切るためにはゴールが欲しい」という指揮官の叱責に応えられれば、次節こそ5試合ぶりの勝利が掴めるはずだ。
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