「ここで歴史を作りたい」兵役が不安視されたソン・フンミン、トッテナムと5年の長期契約を締結!

2018年07月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

ラメラも長期契約を発表!

トッテナムと新たに契約を結んだソン。新シーズンでの躍進に期待値は高まるばかりだ。 (C) Getty Images

 現地時間7月20日、トッテナムが、ソン・フンミンとエリック・ラメラの契約を延長したと発表した。

 現在26歳のソンは2015年夏にレバークーゼンからトッテナムに加入して以来、公式戦140試合に出場して47ゴールを記録。2016年9月にアジア人として初めてプレミアリーグの月間最優秀選手にも選出されるなど成長し、躍進するチームの主軸となっている。

 韓国の成人男性は、28歳までに21か月間の兵役義務を全うしなければならず、その問題が不安視されたソンだが、新たに2023年6月30日までの契約を締結。トッテナムの公式サイトでは、「素晴らしい気分だ」とコメントし、「この3年間で多くを学んだ。僕たちは今後を楽しみにしている」と喜びを表した。

「僕らは何かを勝ち取るに値する。歴史を作るにふさわしい。自分たちを信じ、それを実現させる時が来た。僕はいつもチームをポジティブに見ている。またプレミアリーグとチャンピオンズ・リーグで戦うのが楽しみだ」
 

 また、ソンは、「ファンがいなければ、僕はとても小さな選手に過ぎない。ホームでもアウェーでも支えてくれる。韓国代表としてワールドカップを戦っているときもサポートしてくれた」と、トッテナム・ファンへの感謝を口にした。

「そのことを本当に感謝している。ピッチ内外でお返ししたい。ファンに会うと本当にうれしいんだ。子どもたちが笑ってくれると、僕も笑顔になる。ファンは素晴らしい。来シーズンも新スタジアムで素晴らしい彼らに会えるのを願っている。新スタジアムでプレーすることにワクワクしているよ。そして勝利し、ファンと一緒に祝えることをね」

 一方、2013年夏にローマからトッテナム入りした26歳のラメラは、今回、新たに2022年6月30日までの契約を結んだ。6年間で154試合に出場して23ゴールをマークした男は、「契約延長はとてもうれしい」とシンプルに喜びを露わにした。

「あと何年もスパーズでプレーできるなんてエキサイティングだ。ここでとても幸せだし、チームのためにプレーする準備ができている。このクラブが大好きなんだ。チームメートとも本当に良い関係なんだ。だから、あと4年も残ることができてハッピーだよ」

 57年ぶりの国内リーグ制覇が期待されるなかで、2人の韋駄天と契約延長にこぎ着け、陣容を盤石なものにしたトッテナム。果たして、悲願のリーグ制覇は叶うのか? 新シーズンの戦いぶりに注目したい。
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