首位・広島が10人のガンバを終始圧倒! パトリックの豪快ヘッダー2発などで4-0快勝!

2018年07月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

絶妙な試合運びで、ホームチームが効率良くゴールを量産!

26分、パトリックが古巣相手に強力ヘッドをお見舞いして先制点をゲット。その後も10人の相手から効率良くゴールを奪った広島が大勝を飾った。(C)J.LEAGUE PHOTOS

[J1リーグ16節]広島4-0G大阪/7月18日/Eスタ

 いきなり開始8分、ひとつの軽率なプレーが両チームの明暗を分ける。
 
 ルーズボールの競り合いで、G大阪DFファビオが足の裏を見せて広島MF青山にレイトチャージ。故意ではなかったが一発レッドもやむなしの愚行だった。アウェーチームは怪我から復帰したアデミウソンと2トップを組んだFWファン・ウィジョを下げ、DF菅沼を投入。のっけからゲームプランが瓦解した。
 
 このアドバンテージをしっかり活かすのが、好調・広島の強さだろう。焦って前に出てくるG大阪を巧みにいなし、徹底したボールポゼッションでじわじわと敵陣深くに押し込んでいく。そして迎えた26分、ついに均衡を破るのだ。右サイドを打破したDF和田が山なりのクロスを送ると、中央で待ち構えたFWパトリックが高打点ヘッドで合わせ、豪快に先制点をもぎ取った。広島のエースにとっては古巣相手のゴール。控えめのパフォーマンスで喜びを表現した。
 
 その後もG大阪にボールを持たせては的確にスペースを突くなど、広島はソツのない戦いぶりを披露。和田やMF柴崎がビッグチャンスをフイにするも、40分に青山→パトリックのホットラインが開通して、ふたたびブラジル人FWがダイビングヘッドで加点した。

 
 後半もリーグリーダーは攻撃の手を緩めない。

 49分、左サイドから柏が送ったピンポイントクロスを送る。中央のパトリックはマーカーふたりに挟まれて潰されたが、そのこぼれ球に鋭く反応したFW工藤が難なく蹴り込んで3点目を奪った。工藤は城福監督の先発起用に見事応え、待望の今季初得点をマークした。
 
 G大阪はゲーム終盤、MF食野にFW中村と期待のヤングタレントを投入して反撃を試みるが、広島の球回しにスタミナを削られたスタメン組の動きが重く、散発なカウンターに終始した。リスタートからの好機さえ掴めず、手も足も出せないまま。逆に86分に逆襲から右サイドを崩され、最後は途中出場のFWティーラシンに駄目を押された。
 
 4-0の圧勝を決め込んだ広島は2節ぶりの白星で3ポイントを上積みし、2位・FC東京との勝点差9をキープ。一方のG大阪は4試合連続の勝利なし(2分け2敗)で屈し、順位はプレーオフに回る16位と低迷が続く。

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