「過去最弱だったはずが…」米誌がW杯“期待満足度ランキング”で日本代表を2位に格付け!

2018年07月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

8強入りで躍進を遂げたロシアやスウェーデンよりも高い評価

日本の清々しい快進撃を世界のメディアも評価している。今度は「期待満足度」で堂々の2位だ!(C)Getty Images

 米のスポーツ専門誌『Sports Illustrated』がユニークなレビュー企画を掲載した。「出場32か国は前評判より上だった? 下だった?」」と題し、期待満足度の高い順にランキング化を試みたのだ。
 
 換言すれば"サプライズ"を提供した国々のランキングで、"成り上がり度"と表現してもいいだろう。当然1位には完全なアウトサイダーだと見なされながら準優勝を果たしたクロアチアが選ばれている。

 
 そしてなんとなんと、バルカンの雄に次ぐ2位に食い込んだのが、日本代表だったのだ。同紙はこう説明している。
 
「1998年大会以降では最弱の日本代表と考えられていた。ところがどうだろう。蓋を開けてみれば、ワールドカップにおける日本のベストパフォーマンスだったと言っていい。第1戦のコロンビア戦で相手に退場者が出たのは幸運だったが、大会を通して胸のすくような積極果敢なサッカーを貫いた。惜しかったのは、終了21分まで2-0でリードしていたベルギー戦だ。心臓が張り裂けるほどショックな崩壊がそこにあった」
 
 ベスト8まで勝ち進んで勇躍した開催国ロシア(3位)や、ドイツとメキシコを撃破したスウェーデン(4位)よりも上位の評価を得たのだ。やはり西野ジャパンが世界に与えたインパクトは計り知れなかったのだろう。
 
 下馬評を裏切ったという意味では、ドイツの最下位評価は妥当だろうか。そのほかスペイン(30位)、アルゼンチン(29位)、ポルトガル(28位)など強国が下位に沈み、ベスト8で屈した王国ブラジルも23位と低め。日本がグループリーグで鎬を削ったポーランドはブービー評価だった。ちなみに優勝したフランスは9位に付けている。
 
 同誌選出の出場32か国「期待満足度ランキング」は以下の通りだ。
 
1位 クロアチア(準優勝)
2位 日本(ベスト16)
3位 ロシア(ベスト8)
4位 スウェーデン(ベスト8)
5位 イングランド(4位)
6位 メキシコ(ベスト16)
7位 ウルグアイ(ベスト8)
8位 ベルギー(3位)
9位 フランス(優勝)
10位 コロンビア(ベスト16)
11位 デンマーク(ベスト8)
12位 イラン(グループリーグ)
13位 セネガル(グループリーグ)
14位 ペルー(グループリーグ)
15位 スイス(ベスト16)
16位 セルビア(グループリーグ)
17位 モロッコ(グループリーグ)
18位 ナイジェリア(グループリーグ)
19位 韓国(グループリーグ)
20位 チュニジア(グループリーグ)
21位 サウジアラビア(グループリーグ)
22位 コスタリカ(グループリーグ)
23位 ブラジル(ベスト8)
24位 オーストラリア(グループリーグ)
25位 パナマ(グループリーグ)
26位 エジプト(グループリーグ)
27位 アイスランド(グループリーグ)
28位 ポルトガル(ベスト16)
29位 アルゼンチン(ベスト16)
30位 スペイン(ベスト16)
31位 ポーランド(グループリーグ)
32位 ドイツ(グループリーグ)
※国名横のカッコ内は最終順位またはステージ
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事