「真に価値の高い、意義ある補強だ」セルクル・ブルージュが植田直通の加入を正式発表!

2018年07月18日 ワールド

「献身的で優秀、経験も豊富」と期待も十分

ベルギーでのメディカルチェックをパスし、セルクル・ブルージュへの完全移籍が決まった植田。今後の活躍が注目される。(C)Getty Images

 鹿島アントラーズからベルギーリーグ1部、セルクル・ブルージュへの移籍がクラブ間合意に達していた植田直通。日本代表CBは7月15日に現地入りし、同17日にメディカルチェックを完了させ、晴れて正式入団が決まった。

「ナオミチ・ウエダは正式にセルクル・ブルージュ在籍の選手となりました。我がチームに日本人が来るのは初めてで、23歳のセンターバックは鹿島アントラーズから移籍し、4シーズンの契約を結びます。2013年から日本のリーグで王者を目ざしてプレーしてきた彼にとって、ヨーロッパでの初の仕事が始まるのです」(公式サイトより)

 植田は日本代表としてロシア・ワールドカップアジア最終予選、本大会でメンバーに選ばれながら、なかなか出番に恵まれず、ここまで国際Aマッチの出場は4試合に留まっている。「世界の舞台で戦う選手たちと勝負するためには、もっともっと成長しなくてはいけないという想いを強くしました」という強い意思が実を結んだ。

 
 ベルギー1部のセルクル・ブルージュが創設されたのは1899年。同国を代表する古豪のひとつで、1部リーグでは3度の優勝を経験している。

 しかし近年は1部と2部を行ったり来たりするなど、安定感を欠いている。昨シーズンに2部で優勝を飾り、4年ぶりの1部昇格を遂げた。今夏の補強で急務とされているのがディフェンス面の強化で、早くから植田の実力に目を付けていたようだ。公式SNSにはすでに歓迎のコメントが数多く寄せられており、サポーターの期待値も高い。

 同チームのフランシュ・ショッテ会長は、ホームページを通じてコメントを発表している。

「プロリーグが始まる2週間前に、優秀な選手が到着したことは、我がチームにとって非常に心強い。23歳という年齢にもかかわらず、彼は多くの経験を積んだディフェンダーだ。日本代表に選ばれ、鹿島アントラーズでは不可欠な選手だった。規律正しく、献身的な態度で、サッカーにおける可能性に溢れている。ウエダはセルクル・ブルージュにとって真に価値の高い、意義ある補強だ」
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