C・ロナウドがイタリア入り、初ディナーで食したのは? 元マドリー会長は「歴史的過ち」と古巣を批判

2018年07月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

16日にメディカルチェックを受けて入団会見へ。

ついにトリノに降り立ったC・ロナウド。現地時間16日に入団発表が行なわれる。(C)Getty Images

 ワールドカップ(W杯)が閉幕し、欧州サッカーファンの視線はこれから2018-2019シーズンに移っていく。もっとも注目される一人が、レアル・マドリーからユベントスへの移籍を決めたクリスチアーノ・ロナウドだろう。

 9年にわたる蜜月関係に終止符を打った"白い巨人"とC・ロナウド。かつて、マンチェスター・ユナイテッドから彼を獲得するために尽力した元会長のラモン・カルデロンは、マドリーがC・ロナウドを1億ユーロ(約130億円)で手放したのは間違いだったと主張した。

 カルデロン元会長はスペイン紙『AS』で「C・ロナウドのような選手を売却したのはとても悲しい。苦痛だよ」と落胆を露にしている。

「彼を獲得するために私が必要としたこと、マドリードに連れてくるための我々の努力を考えれば…ユナイテッドは彼の売却を望んでいなかったんだ。とても難しかった。それをたった1億ユーロで売却…。毎年60ゴールを決めているというのに」

 さらに、カルデロン元会長は、「1億ユーロだろうが、10億ユーロだろうが、C・ロナウドを売るのは良い知らせではない」と続けた。

「将来的に関心を抱くクラブの気を挫くために、我々が10億ユーロという契約解除金を設けたのは確かだ。だが、それは同時に、彼のような選手はほかにいないということを示すためだった。(C・ロナウド放出は)歴史的な過ちだ」
 
 しかし、C・ロナウドのユーベ移籍はすでに合意に至った。W杯決勝が行なわれた7月15日、C・ロナウドはトリノ入りしている。現地時間の16日にメディカルチェックを受け、入団会見に臨む予定だ。

 イタリア『Sky Sport』によると、C・ロナウドはイタリアでの初ディナーで、仔牛のツナソース、カプレーゼ、シーフードサラダ、トマトソースのパスタ、チキンを食したとのこと。ワインは飲まず、ミネラルウォーターだけで済ませたそうだ。

 徹底的な肉体管理で知られるC・ロナウドは、食に関しても厳しくコントロールしている。『Sky Sport』は「厳しいルールに例外なし」と、その姿勢がイタリアに来ても変わっていないと報じた。

 セリエAで7連覇という偉業を達成し、悲願のチャンピオンズ・リーグ優勝を願うユベントスのサポーターは、そんなC・ロナウドに大きな期待を寄せている。まずは16日の会見で、新たな冒険に挑むと決めたC・ロナウドが何を語るか注目だ。
 
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