史上3人目の快挙を達成したデシャン監督「レ・ブルーであることを誇りに思う」【ロシアW杯】

2018年07月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

”フランス黄金時代”の幕開けとなるか

二度目のゴールデン・トロフィーを手にしたデシャン。土砂降りのなかで行なわれた授与式で笑顔がこぼれた。(C)Getty Images

 ロシア・ワールドカップの決勝でフランスがクロアチアを4-2で下し、20年ぶり2度目となる優勝を決めた。

 チームを率いたディディエ・デシャンは、主将として優勝した98年大会に続き、監督としてもワールドカップを制覇した。これはマリオ・ザガロ(ブラジル)、フランツ・ベッケンバウアー(ドイツ)に続く史上3人目の快挙だ。

「正直、監督で得た今回のほうが嬉しい。困難を成し遂げたことと、レ・ブルー(フランス代表チームの愛称)であること、フランス人であることを誇りに思いたい。選手たちは若く、懸命にプレーしてくれた。4年間かけて世界の挑戦に立つために、2年前のEURO決勝で敗れた辛い記憶が、ひとつのモチベーションになったことは間違いない」
 
 試合後の記者会見には、喜びのあまり興奮した選手たちが水のボトルやシャンパンの瓶を片手に乱入し、デシャン・チャントとともに、指揮官めがけてぶちまけるという1シーンも。選手たちのはしゃぎように苦笑いする指揮官だが、確かな信頼があることも伝わってくる。

「我々は今後4年間、世界のトップに立つことになる。エムバペはまだ19歳だ。再びチャンピオンになってほしいと思っている」

 デシャン監督は、14人がワールドカップ初出場で、平均年齢25.6歳というフレッシュなチームを作り上げた。2020年まで契約を結ぶ指揮官の下、レ・ブルーの若い選手たちは、ますます成長するのではないだろうか。
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