「日本は世界を落胆させた」中国メディアがポーランド戦の球回しを“W杯名場面”に選定!

2018年07月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ポーランドと示し合って休戦協定を結んだ」

確かにポーランド戦での日本の振る舞いは批判の的となった。だが選手たちはそれを挽回すべく、ベルギー戦で真っ向勝負を挑んで真の声価を掴んだのだ。(C)Getty Images

 ロシア・ワールドカップは7月15日に決勝を迎え、フランスが4-2でクロアチアを撃破した。およそ1か月に及んだ激闘は全64試合を終え、数多の名シーンや好勝負が続出。世界中のサッカーファンに鮮烈なインパクトを残して閉幕した。
 
 各国メディアはさっそくさまざまな角度で大会サマリーを展開しているが、中国の国営メディア『新華社通信』も今大会における名場面を特集した。そのなかには日本代表も登場するのだが、残念ながらグループリーグ第3戦、ポーランド戦での残り10分間に関する批評記事となっている。

 
「日本とポーランドが示し合って休戦協定を結んだことで、世界を大いに落胆させた。ポーランドの1-0リードで迎えた終盤、ラスト16に残るために日本は、残りの10分間で時間稼ぎに徹する判断を下したのだ。お粗末なポイントであり、それまではアグレッシブでエキサイティングなチームとして好評を博していたが、ファンの期待を裏切ったのである。スタンドのファンからはブーイングと口笛が鳴り止まなかった」
 
 
 欧米のメディアを中心に物議を醸したのは確かだが、これが今大会におけるメモリアルなシーンだったかどうかは意見が分かれるところだろう。ちなみに日本代表に関する記述はこれだけで、ベルギー戦の激闘やアジアで唯一ベスト16に進出した事実などには、いっさい触れられていない。
 
 ほかにはスペインvsポルトガルの壮絶3-3ドローやネイマールの"過剰演技"、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の是非、キリアン・エムバペの躍動などを名場面に挙げている。
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