「大きな“特権”であり、楽しむことが必要」 フランスの守護神は尊敬する相手との決戦を心待ち!

2018年07月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「明日の決勝戦は完璧なものとなるだろう」

フランスが勝てば、キャプテンとして最初にトロフィーを受け取ることになるロリス。2年前に掴みそこなった栄冠を、今度こそ手にできるか!? (C) Getty Images

 7月15日(日本時間・同日24時)、ロシア・ワールドカップはフランスとクロアチアとのあいだで決勝が行なわれる。
 
 世界注視の一戦を前にして、前日、両チームの監督と中心選手が会見に臨み、世紀の対決への意気込みを語った。
 
 決勝トーナメントに入ってから、3試合全てを90分間で勝ち抜いてきたフランス。タレント揃いの攻撃の破壊力もさることながら、堅固な守備陣が「レ・ブルー」の快進撃を可能にした。その立役者のひとりで、最後尾でチームを支えた守護神ユーゴ・ロリスのコメントは以下の通り。(『L’EQUIPE』より)
 
――◇――◇――
 
 決勝戦は特別なゲームになる。とにかく集中しないと。明日の挑戦はとても偉大なものであり、相手もハイクオリティーを誇っている。一方で、これは大きな楽しみであり、その姿勢が我々に、ポジティブなエネルギーを与えてくれている。
 
 決勝トーナメントに入ってから、チームはとても落ち着いている。W杯で戦うということは大きな"特権"であり、それを楽しむことが必要だと考えているんだ。我々のキャリアにおいて、最も大事な試合だということは間違いない。でも、考えるエネルギーを失ってはいけないんだよ。
 
 EURO2016では、決勝でプレーしたことで、我々はみんな、特別な何かを手にすることができた。あの大会では、準決勝のドイツ戦(2-0で勝利)で魔法のような瞬間を味わった。あの時、観客と我々は、気持ちが通じ合っていたんだ。
 
 クロアチアは決勝トーナメントに入り、3試合全てで延長戦(うち2試合はPK戦突入)を戦うなか、信じられないような精神力を見せてきた。彼らは、特別な何かを持っている。多くの優れたタレントを擁し、組織としても強固だ。クロアチアのことは多いにリスペクトしている。だから、明日の決勝戦は完璧なものとなるだろう。
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