ナポリ会長もビックリ! チェルシー新監督は度を越した“ゲン担ぎ”人間!? 英紙が意外な素顔を紹介

2018年07月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

監督就任で最初の障壁は“”禁煙”の本拠地!?

就任発表後、さっそくチェルシーの練習場を見学したサッリ監督。セリエAで振るった辣腕を、プレミアでも発揮できるだろうか? (C) Getty Images

 現地時間7月14日、チェルシーは、新指揮官として、昨シーズンまでナポリを率いていたマウリツィオ・サッリの招聘を発表した。

 アントニオ・コンテに続いてのイタリア人指揮官となったサッリは、「エンターテイメント性の高いフットボールをファンに提供できることを望んでいる」と語り、28年に渡る自身の監督キャリアで初となる海外挑戦に向けて、意気込みを示した。

 そんなサッリのチェルシー監督就任は、実は早々に決着がつくはずだったといわれている。というのも、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長が7月11日、「まもなくチェルシーの新監督になる」と明言し、その時点で複数の英国メディアは、「秒読み段階に入った」と一斉に報じていたからだ。

 それにもかかわらず、公式発表はこの土曜日となった。一体なぜ、就任発表は遅れたのか? その謎について英紙『The SUN』は、「サッリが『13日の金曜日』の発表を嫌ったからだ」と推測している。

 同紙は、サッリが迷信を強く信じる人物だとし、コンテ解任から発表を一日ずらしたのは「意図的なものだった」と綴り、イタリア時代の逸話を紹介している。

「発表が遅れたのは、サッリが不吉の象徴である13日の金曜日を嫌ったからに違いない。59歳のイタリア人は、迷信をひどく信じ込んでいるゲン担ぎ人間だ。例えば、連勝が止まるまで練習場(ピッチ)を変え続け、毎日決まった時間にエスプレッソを飲み、勝ち続けている間は必ず同じ席で食事をすることを、選手にも強いる。

 黒猫が近くにいたら、その付近を歩くことを嫌い、街に出歩くことはしない。さらに毎日、同じ場所に車を止める。極めつけは、自身がラッキーカラーだと思った黒色をチーム内で統一させようと、選手たちのスパイクもスプレーで黒くしたことだ」

 狂ったほどにジンクスを信じるというサッリの意外な一面を、さらに確信づける根拠として『The SUN』が記したのは、ナポリのデ・ラウレンティス会長のコメントだ。

「私も大概だが、サッリの迷信に対する考えは凄まじいよ。例えば、試合前に彼と挨拶をしてその試合に負けでもしたら、彼は私を目の敵にするだろうね。去年、チームが連勝していた時、私はロサンゼルスにいたんだが、彼のことを考えて、負けるまでナポリに帰れなかったんだ」

 カルチョの世界でも大物として知られているデ・ラウレンティス会長をもたじろがせたサッリ。新天地チェルシーでも、細かい要求をクラブに突き付けるかもしれない。

 ちなみにサッリは大の愛煙家としても有名で、試合中だろうとベンチでタバコを吸うことで知られているが、新拠点となるスタンフォード・ブリッジは禁煙。さらにプレミアリーグは、試合中の喫煙を禁止している。

 はたして、ヘビースモーカーのサッリはどうするのか? あらゆることがゲン担ぎの対象となる知将にとって、これは思わぬ障壁となるかもしれない(?)。
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