「メッシに取り憑かれているんだ」名手ギグスが大胆すぎる“クリロナ論”を展開!

2018年07月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

ベイルについては「間違いなくマドリーに残る」

マンU時代はひと回り年下のC・ロナウド(左)を常に気にかけていたギグス(右)。そのレジェンドが言うのだから間違いない!? (C)Getty Images

 数日前から秒読み段階と囁かれてはいたが、クリスチアーノ・ロナウドのユベントス移籍が実際に発表されると、やはり世界中のファンが驚きの声を上げた。33歳のポルトガル代表FWにイタリアの名門が投じた資金は、移籍金総額が1億1700万ユーロ(約153億円)で、その年俸は3000万ユーロ(約39億円)とも言われる。スーパースターはやはり、スーパースターなのだ。
 
 今回の移籍劇を受けて、C・ロナウドがマンチェスター・ユナイテッド時代に兄貴分として慕ったレジェンドも口を開いた。現ウェールズ代表監督のライアン・ギグスである。英民放局『ITV』の番組に出演し、こう私見を述べたのだ。
 
「一報を聞いて本当に驚いたよ。彼がレアル・マドリーを去って、しかもイタリアに行くというんだからね。クリスチアーノにとっては大きなチャレンジだろう。ユナイテッド、マドリー、そしてユーベ。これほど巨大なクラブばかりを渡り歩くというのもなかなかないからね。33歳で挑む彼のチャレンジを応援したいと思う」

 
 そして、いかにもギグスらしいユニークな見解を示すのだ。C・ロナウドの陰には、常に比較対象とされるリオネル・メッシの存在があったはずだと。
 
「ある意味で、彼はメッシに取り憑かれているんだろう。メッシより良いフットボーラーなんだ、それを証明するんだ、とね。イングランドでやってのけた、スペインでやってのけた、ポルトガル代表でもだ。次はイタリアでやってやるぞ……といった具合に、クリスチアーノはメッシにはできなかったことを成し遂げてきた。"俺はメッシより優れているのか?"と、いつも自問自答しているのかもしれないね」
 
 C・ロナウドの退団により、マドリーでの去就がよりクローズアップされているのがガレス・ベイルだ。ギグスにとっては同胞の可愛い後輩である。その移籍の可能性についてはこう述べている。
 
「クリスチアーノが去ったいま、マドリーがガレスまで手放すとはとうてい思えない。いろいろ言われたが、昨シーズンの最後にきっちり仕事をしてみせただろ。マドリーはすでに1億ユーロ近くの資金をポケットに入れているんだ。今後はネイマールやキリアン・エムバペの獲得に全力を尽くすだろう。間違いない、ガレスはきっと残るよ」
 
 ギグス代表監督は現在、新たに始まる「2018-19UEFAネイションズ・リーグ」に向けた準備に余念がない。ウェールズ代表はリーグBのグループ4に組み込まれ、アイルランド、デンマークと戦う。開幕戦は9月6日、本拠地でのアイルランド戦だ。
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事