「新しい歴史を作る時が来た」 決勝進出のクロアチア、20年越しの雪辱に意気込む!【ロシアW杯】

2018年07月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

20年前の雪辱に燃えるクロアチア

決勝ゴールを決めたマンジュキッチの元にいち早く駆け付け、祝福するペリシッチ。この試合でも、ベテランが安定した活躍を見せた。(C) REUTERS/AFLO

【7月11日 ルジニキ|準決勝 クロアチア 2-1 イングランド】

 3試合連続の延長戦という厳しい条件下で掴んだ、史上初の決勝進出。クロアチアの悲願達成に、選手も喜びを隠せないようだ。

 自身の代表通算32点目のゴールが決勝点となったマリオ・マンジュキッチの歓喜のコメントを、ニュースメディア『N1』が以下のように伝えている。

「決勝進出は奇跡だけれど、起こるべくして起きたことだ。試合には満足しているが、大切なことは、自分がチームのために何ができるか。我々のチームは、サッカーを楽しめていた。そして、先制された状態からゲームを取り返した。まるで、フィールド上で獅子のように躍動した。その結果、とうとう決勝へ進むところまで来たんだ」

 また、FIFA選定のマン・オブ・ザ・マッチに輝いたイバン・ペリシッチは、「この結果は我々が真のチームであることの証」と胸を張る。

「あと1試合、ベストを尽くすしかない。準決勝を迎えるにあたり、我々は疲れていたし、取り繕うような余裕はなかった。本来持っているもので勝負しなければならなかった。イングランドは何度もチャンスを作っていたし、本来の調子も取り戻していた。両チームのGKが素晴らしかった。

 次は決勝だ。我々は(フランスとの)20年前の試合を覚えている。だが、新しい歴史を作る時が来た。(3位決定戦が行なわれるサンクトペテルブルクへ)旅行する必要はなくなった。3日間ある。最善を尽くすだけだ」

 ワールドカップでのフランスとクロアチアの対戦は、1998年大会の準決勝でフランスが2-1で勝利した1試合のみ。雪辱にも燃えるクロアチアは、チーム一丸となって世界一に挑む。
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