ブラジル4部でピッチ全域の大乱闘が勃発! 退場者5人を出した挙げ句に…

2018年07月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

あまりにも長いセレブレーションに怒り心頭で

サポーターも飛び出しての乱闘事件に発展。まさにスタジアムはカオスと化した(写真はキャプチャー画像)。

 英サッカー専門誌『Four Four Two』が「5人のレッドカードが飛び出す前代未聞のクラッシュ」と銘打って伝えたのが、ブラジル全国選手権の4部リーグで起きたハプニングだ。
 
 7月9日に行なわれたトーナメント準々決勝第2レグ、カシアス・ド・スル対トレゼの一戦だ。第1レグを0-1で落としていたホームのカシアスは、第2レグでも劣勢を強いられ、終盤まで1-2とリードされていた。このままでは2戦合計1-3での敗退が濃厚。そんななか、85分に致命的なゴールをトレゼに奪われてしまう。
 
 するとトレゼの得点者であるデデが、ホームサポーターの前で控えメンバーたちとあまりにも長い時間、喜びを分かち合った。「早く試合を再開しろ!」とばかりに激高したのがカシアスの選手たちで、一触即発の事態に。そして……どこからスタートしたのか小競り合いから複数の選手やスタッフによる乱闘に発展し、スタンドのサポーターも加わってピッチ全域でカオスが繰り広げられたのだ。

 
 主審のリカルド・リベイロはカシアス選手3人、トレゼ選手2人の計5名に退場を命じたが、スタンドの混乱は収まらず、残り5分を残して中止を決定。リーグ機構は「試合成立」を宣言し、これに対してカシアス側が猛抗議と、最後までドタバタ劇は続いた。トレゼの選手たちが引き上げる際には機動隊の警護が付き、スタンドからはコインなど大量のモノが投げつけられた。
 
 挑発との取られかねない行動をしたのはトレゼの選手たちだっただけに……。判断の分かれるジャッジとなった。
 

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