【W杯展望|フランス×ベルギー】下馬評ではフランスが優位だが勢いはむしろベルギーか

2018年07月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

超がつくほど豪華な攻撃陣の対決に注目だ。

故障者/フランス=なし ベルギー=なし
出場停止/フランス=なし ベルギー=ムニエ(DF)

ロシア・ワールドカップ 準決勝
フランス-ベルギー
7月10日(火)21:00(日本時間27:00)キックオフ/サンクトペテルブルク


 英国のブックメーカー『ウィリアム・ヒル』の勝利オッズでは、フランスが2.45倍でベルギーが3.00倍。わずかだが、下馬評ではフランスが優勢だ。

 ただ、勢いを感じるのはむしろベルギーのほうだ。日本戦の逆転勝利で波に乗った"赤い悪魔"は、準々決勝でブラジルをも撃破。しかもこのブラジル戦では、日本戦の4-2-3-1から4-3-3へとシステムを変えながらも柔軟な対応を見せ、王国にまったく引けを取らない戦いを披露した。
 
 右サイドで上下動を繰り返していたトマ・ムニエの累積警告による出場停止は痛いが、ベルギーの攻撃ユニットを形成するエデン・アザール、ケビン・デ・ブルイネ、ロメル・ルカクの3トップはいずれも好調で、非常にバランスもいい。

 同じくアタック陣に、アントワーヌ・グリエーズマン、キリアン・エムバペ、オリビエ・ジルー、ポール・ポグバと大会屈指のタレントを揃えるフランスとの攻め合いは、近年の大会において最高レベルのものになるだろう。

 また、これを迎え撃つ両チームの守備陣も堅固であり、その対決はスペクタクルに満ちたものとなるはず。フランスにとっては、準々決勝のウルグアイ戦を累積警告で欠場したブレーズ・マテュイディの復帰も大きい。

 優れた個、高度な組織力、柔軟性のある戦い方――。なにかと共通点の多い両国が激突した時、果たしてどのような戦いが展開されるのか。
 
 絶対に見逃せない究極の一戦は7月10日(日本時間・11日午前3時)、サンクトペテルブルクで行なわれる。
 
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