「衝撃的な活躍だった!」乾貴士が 英誌“W杯ブレイクTOP10”で堂々の2位選出!【ロシアW杯】

2018年07月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「30歳でも“遅すぎる”ということはない」

ベルギー戦の乾のゴラッソは日本だけでなく、世界でも長く語り継がれるだろう名場面だ。(C)REUTERS/AFLO

 ついにベスト4が出揃ったロシア・ワールドカップ。鮮烈な活躍を示した名手たちやスリシングな好勝負が相次ぎ、早くも「史上最高のワールドカップ」とも謳われている。
 
 英国のサッカー専門誌『Four Four Two』が焦点を当てたのは、今大会で彗星のごとく飛び出したニューヒーローたちだ。「ロシア・ワールドカップでブレイクしたスター・トップ10」と題して、目覚ましいパフォーマンスを披露した新鋭たちを紹介。なんとそこで堂々2位に選出されたのが、サムライブルーの切り込み隊長、乾貴士だ。
 
 同誌はその選考理由をこう記している。
 
「レアル・ベティスはなんというバーゲンでタカシ・イヌイを獲得したのだろう。なんと彼らはワールドカップが開幕するほんの少し前に、エイバルからこのアタッカーを移籍金なしで迎え入れることに成功したのだ。もちろん、ワールドカップでキラ星のごとき活躍をすることなど知らなかっただろう。コロンビア戦とセネガル戦でイヌイは良質で偉大なプレーを見せつけ、なによりも圧巻だったのがベルギー戦での衝撃的なパフォーマンスだ」

 
 賛辞は続く。乾が聞いたらさぞや喜ぶだろう。
 
「イヌイは30歳で、今回のトップ10のなかでは最高齢だ。だが、30歳だからといって、ワールドカップで特大のインパクトを残すのに"遅すぎる"ということはないのだ。イヌイは自身の活躍をもってそれを証明した。ドリブルだけでなくクロスとパスの質もきわめて高く、ベルギー戦ではパワフルなミドルをねじ込んだ。すべてのことをやってのける、まさしく万能のアタッカーと言っていい。そんな名手が、これまでブンデスリーガとリーガ・エスパニョーラでは中位のクラブでしかプレーしてこなかったのだ。ひとつの驚きだろう」
 
 やはり、ベルギー戦で世界最強GKのティボー・クルトワを破った無回転ミドルが与えた衝撃は計り知れなかったようだ。同誌は「ロシア大会を振り返るとき、かならず想起されるシーンのひとつだろう」と称えている。

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