長友の僚友に? 西野ジャパンを苦しめたポーランド代表CBがガラタサライへ移籍か【ロシアW杯】

2018年07月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

日本戦では気迫あふれるディフェンスで

日本戦で奮迅のパフォーマンスを披露したグリク(15番)。ガラタサライ移籍となれば、長友との共闘が実現する。(C)Getty Images

 ロシア・ワールドカップのグループH最終戦で、日本代表アタッカー陣の前に立ちはだかった闘将が、長友佑都のチームメイトになるかもしれない。
 
 フランスの全国スポーツ紙『La 10 Sport』が伝えたのが、モナコのポーランド代表CBカミル・グリクの去就だ。現在クラブと2021年6月までの長期契約を結んでいる不動のレギュラーだが、サラリーの見直しを求める選手側に対して、モナコがこれを却下。それを受けて同紙は今夏の退団が決定的と見なし、「新たな活躍の場はガラタサライになる可能性が高い」と報じている。
 
 ワールドカップ開幕前に肩を傷めた30歳のグリクは、グループリーグ2戦目のコロンビア戦で残り10分間のみ出場。チームは連敗となり、早期敗退が決まった。ポーランド・メディアが「精神的支柱のグリクさえ万全なら結果は違っていた」と評するほどの実力者だ。その力量を存分に示したのが、日本戦だった。闘志あふれる守備で日本の攻撃を封じ込め、身体を投げ出してのシュートブロックも冴え渡っていた。完封勝利に貢献したのである。

 
 もしガラタサライ移籍が実現すれば、長友とともに4バックを形成することとなる。イスタンブールの名門は来る2018-19シーズンに向けて、戦力補強を展開中。久々にチャンピオンズ・リーグの舞台を戦うことが確定しており、経験値の高いCBの獲得はプライオリティーの上位に据えられている。昨シーズンのモナコで36試合に出場とフル稼働し、欧州カップ戦での実績も十分なグリクは、まさにうってつけのタレントなのだ。
 
 ドイツの移籍専門サイト『transfermarkt』によれば、グリクの推定市場価格は1800万ユーロ(約23億4000万円)と高額で、完全移籍での獲得となれば、ガラタサライは相応の資金捻出を強いられる。トルコの全国紙『Fanatik』は「グリクは有力な獲得候補だが、交渉が成立すればレンタルでの獲得ではないか」と推測した。
 
 ちなみに長友はインテルからの完全移籍が決まったばかり。あらためてガラタサライと2020年6月までの2年契約を結んでいる。
 
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