イニエスタ超え? クリロナ級? 「バロテッリに中国から破格オファー」と伊メディアが報道

2018年07月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

約39億円の年俸をとるか、アッズーリ定着をめざすか。

破格のオファーが届いたと言われているバロテッリ。金か名誉か。究極の選択を迫られている。(C)Getty Images

 復活を遂げたフランスの地でプレーを続けるのか、それとも――。

 ニースでの2シーズンで得点力を取り戻し、イタリア代表への復帰も果たしたマリオ・バロテッリは、去就が不透明なままだ。ニース退団が濃厚と見られているが、新天地は決まっていない。

 そうこうしているうちに、ニースは新シーズンに向けて始動した。だが、バロテッリは集合初日に姿を見せず。パトリック・ヴィエラ新監督は、「シーズンについて話し合うために選手と会うのを心待ちにしていたんだが」と、不快感を隠していない。(イタリア『Sky Sport』より)

「全選手が揃う予定だった。だが残念なことに、バロテッリとアラサンヌ・プレアがいなかった。理由を探りたい」

 以前からバロテッリの具体的な移籍先候補に挙げられているのが、酒井宏樹が所属し、かつてローマを率いたリュディ・ガルシア監督が指揮を執るマルセイユだ。

 だが『Sky Sport』によれば、バロテッリとマルセイユの間には契約期間を巡って溝があるという。バロテッリ側は1年の短期契約を望んでいるようだ。
 
 そんな中、『Sky Sport』は、バロテッリに中国から年俸3000万ユーロ(約39億円)の仰天オファーが届いたと報じた。提示したクラブや契約年数などの詳細については触れられていないが、仮に1年契約だったとしても、年俸3000万ユーロなら他クラブでのサラリーの数年分に匹敵する。

 一方で、中国に移籍するとなれば、世界の最前線から遠ざかることは否めない。念願だったイタリア代表復帰を遂げたばかりのバロテッリにとっては、ディスアドバンテージだ。『Sky Sport』は、「ベストの決断を下すべく、しっかりと考えるために、バロテッリは時間をかけることにした」と報じた。

 年俸3000万ユーロと言えば、ヴィッセル神戸がアンドレス・イニエスタに用意した額をも上回る。そして、現在去就が注目されているレアル・マドリーのクリスチアーノ・ロナウドが求めているとされる金額と同じだ。

 そんな破格のオファーを前に、27歳になったバロテッリはどんな決断を下すのだろうか。
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