マラドーナがイングランド戦の主審を批判。「まったく根拠がない」とFIFAから説教を食らう

2018年07月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

アメリカ人主審を「とてつもない強盗」と批判。

レフェリーを批判し、FIFAに怒られた形となったマラドーナ。今後の対応が気になるところだ。(C)Getty Images

 イングランドが3大会ぶりの準々決勝進出に沸く一方で、敗れたコロンビアからは不満の声が上がっている。

 日本と同じグループHを首位通過したコロンビアは、PK戦の末にイングランドに屈した。だが、試合中の激しいやり取りの中で、一部の選手はアメリカ人のマーク・ガイガー主審に対する苛立ちを募らせていたようだ。

 英国公共放送『BBC』によると、キャプテンのラダメル・ファルカオは「主審が僕らをかなり邪魔していた。五分五分のプレーではいつもイングランド有利の判定をしていたんだ」とコメント。ガイガー主審のレフェリングは「恥ずべきものだった」と怒りをぶつけた。

「彼は両チームに同じ基準を用いなかった。疑わしいときはいつもイングランドに寄ったんだ。ここでアメリカ人主審というのはおかしいと思った。正直、かなりの疑いがある」
 
 この意見に同調したのが、アルゼンチンのレジェンド、ディエゴ・マラドーナだ。ベネズエラのメディアで「とてつもない強盗があった」と批判している。

「あの主審には、この規模の試合を担当させるべきではない」としたマラドーナは、「ガイガーはアメリカ人、なんという偶然か!」と、イングランドの試合にアメリカ人主審を割り当てたことにも疑問を投げかけた。

 だが、このマラドーナの主張に対し、FIFAは「完全に不適切」「まったく根拠がない」と非難。「サッカーの歴史を記した選手」の発言として「非常に遺憾」と怒りを露にしている。

「審判団のパフォーマンスに対する批判をFIFAは強く非難する。両チームが非常に感情的となる一戦で良いパフォーマンスだったと考える」

 今大会でも度重なるお騒がせ言動が報じられていたマラドーナだが、FIFAの"説教"に対し、どんな反応を見せるのだろうか。
 
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