長谷部誠が改めて実感…代表引退の「喪失感は凄い」、帰りの飛行機では「感傷に浸っていた」

2018年07月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

ロシアW杯では「より一つひとつのプレーに想いを込めながらプレーしていた」

帰国会見の席で、長谷部が代表引退について語った。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 ロシア・ワールドカップでベスト16進出を果たした日本代表が5日、成田空港に帰着。千葉圏内のホテルで記者会見を開き、長谷部誠主将が代表引退についての想いを明かしている。

「12、13年間、日本代表としてプレーさせていただいて、今正直、この会見が終わったら、僕の日本代表としての公式な活動はすべて終わりになるので、喪失感は凄いですね。今まで当たり前と言っては何ですが、長い時間ここにいさせてもらった中で、それがなくなるのは…帰りの飛行機でも雲を見ながら感傷に浸っていました。今は99%の満足感と1%の後悔。その1%の後悔は今後のサッカー人生、その後の人生につなげられるようにやっていきたいと思います」

 長谷部は、日本代表通算114試合に出場し、2得点を記録。キャプテンとして3大会連続でワールドカップに出場した。今回のロシア・ワールドカップでは、「大会前に自分の心の中では決めていたプランがあったので、より一つひとつのプレーに想いを込めながらプレーしていた」という。

 今後の日本代表については、「散歩隊を続けてほしい」と冗談を飛ばしながらも、「ロシアでの戦い方が今後のベースになると思う。若い選手たちが引き継いでくれるものと思っています」と後輩たちの活躍に期待を寄せていた。
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