“代表引退”を否定した岡崎慎司「その質問自体がピンと来ない」【ロシアW杯】

2018年07月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「上を目指せるうちは目指していく」

代表引退を否定した岡崎。今後も招集がかかれば、「日本のために力を尽くしたい」考えだ。写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

 ロシアでの冒険を終えた日本代表はベルギー戦の翌日、報道陣に対して取材対応を行なった。ポーランド戦の負傷退場も影響し、ベルギー戦を欠場した岡崎慎司が自身の去就について、想いを語っている。

 
 岡崎は、周囲で代表とは一線を引く決断をする選手が出てきているなか、自身の現在の気持ちを問われると、「考えていないですね。その質問自体がピンとこないというか。(代表引退を)言う人はいると思うし、一回区切りをつけるという人もいると思うけど、別にそれを話す必要もないと思っているし、ただ代表チームが必要と言ってくれたら行くだけ」と、代表を自ら退くという考えはなく、招集がかかれば「日本のために力を尽くしたいという気持ちは変わらない」と、現在の素直な想いを語った。
 
 一方で、岡崎は「代表引退」を宣言する選手たちにも理解を示す。
「(宣言する人、しない人)両方の気持ちが分かります。(代表から)退けば、若い選手がもっとやらなければという責任感が出てくると思うし、道は本当に人それぞれなのかなあと」
 
 代表への熱き想いを持つ岡崎自身は、やはり今後も選手として向上心を燃やして戦っていくつもりだ。
「ただ僕は一選手として、ただ単に上を目指せるうちは目指して、それを見て必要なのかとか感じてもらいながら、そこをモチベーションに感じながらやることは、これからも変わらないと思います」
 
 4年後のカタール・ワールドカップは、36歳で迎える。今後は新たな世代の突き上げもあるだろう。それでも需要があるのなら、もちろん岡崎はそれに応えるだけだ。

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