ベルギー戦の苦い経験が未来に続く――。川島永嗣が残した言葉は次世代への想い【ロシアW杯】

2018年07月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「新たな経験が日本のサッカーに大きな財産になっていく」

試合直後には涙も見せていた川島。試合後には、ベルギー戦の経験を無駄にして欲しくないと語った。写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

[ロシアW杯決勝トーナメント1回戦] 日本2-3ベルギー/7月2日/ロストフ・アレーナ(ロストフ)

 2-0からまさかの3失点。69分まで強豪ベルギーを相手にリードを奪っていた日本代表は、まさかの逆転負けでロシア・ワールドカップを去る格好となった。
 
 試合後、川島はフラッシュインタビューで試合直後の想いを吐露。「本当にやることはやり切ったという気持ちです」と、このベルギー戦について振り返った。ただ、最後の失点シーンに関しては本音が漏れ、「最後まで守りたい気持ちでいっぱいでしたが、最後は届かなかった…」と無念の表情を浮かべた。
 
 そして、川島は今大会について総括。「ここに辿り着くまでチームとして一人ひとりが助け合って、こういうスピリットを見せられたことは誇りに思いますし、そういうメンタリティが日本人のメンタリティだと思います。そういうのを見せられたことがこのチームで大きなことだったと思います」と、チーム全員で同じ方向を見て戦えたことが16強入りに繋がったとした。
 大会前の不安を吹き飛ばし、16強入りを果たした日本。川島は最後にこう述べた。
 
「いろんなことがワールドカップの前にもありました。そういうなかで全員が新しいスタッフ、選手が全員同じ方向を向いてやってきたことが大きかった。この新たな経験が、日本のサッカーに大きな財産になっていくと思います」
 
 大会開幕2か月前の監督交代からロシア・ワールドカップで巻き返し、ベルギーをギリギリまで追い詰めた16強での戦いぶり。日本を長きに渡って支えてきた川島は、ロストフでの経験が未来に繋がっていくと信じている。

【日本代表PHOTO】日本 2-3 ベルギー|原口、乾のゴールで日本中が歓喜するも後半ロスタイムに完璧なカウンターで逆転され初の8強進出ならず。

【データで見る】ベルギー×日本|詳細マッチスタッツ
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