日本代表は現地７月２日（日本時間３日）、ロシア・ワールドカップ決勝トーナメント１回戦でベスト８を懸けてベルギーと対戦。試合は21時（日本時間３日午前３時）にキックオフし、激闘を展開している。

　日本のスタメンはグループリーグの初戦・コロンビア戦と第２戦のセネガル戦と同じ顔ぶれ。ＧＫに川島永嗣、最終ラインは左から長友佑都、昌子源、吉田麻也、酒井宏樹が並び、ダブルボランチは長谷部誠と柴崎岳となった。２列目は左に乾貴士、トップ下に香川真司、右に原口元気。そして、最前線は初戦で決勝ゴールを奪っている大迫勇也を起用し、日本サッカー史上初のワールドカップ８強入りを目指す戦いに臨んだ。

　日本は序盤からアグレッシブにプレー。開始１分に香川が左足でオープニングシュートを放つなど、勇猛果敢にゴールを狙っていった。

　しかし、時間の経過とともにベルギーの攻撃陣が本領を発揮していく。最前線のロメル・ルカク、シャドーのエデン・アザールを軸に迫力のあるアタックを展開。度々ゴール前で危険なシーンを作られ、日本は苦しい時間が続いた。

　27分にはＣＫの流れからヴァンサン・コンパニにあわやという場面を作られたが、シュートは枠に飛ばず、事なきを得る。

　そして、スコアが動いたのは後半開始早々だ。前半を何とか０－０で折り返した日本は、48分にショートカウンターを発動。乾が前にボールを運ぶと、柴崎が右サイドに鮮やかなスルーパスを送る。これに反応した原口が右足でネットを揺らし、劣勢だった日本が先制に成功した。

　さらに日本は直後の52分。乾が右足で強烈なミドルシュートを突き刺し、強豪ベルギーを相手に２点のリードを奪っている。