「これぞフェアプレー」「真のスター」 C・ロナウドのカバーニ救済行動に賛辞は止まず!

2018年07月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

左足を痛めた相手エースを見た瞬間の咄嗟の行動。

チームがビハインドを背負うなかでも、相手エースを気遣ったC・ロナウド。その行動に、各国から称賛の声が相次いだ。 (C) Getty Images

【6月30日・ソチ|決勝トーナメント1回戦 ウルグアイ 2-1 ポルトガル】

 注目の好カードは、その期待に沿う好戦が展開され、南米の古豪が勝どきを上げた。

 その一戦において、スーパースターの見せた行動が脚光を浴びている。惜しくも敗者となったポルトガル代表FWのクリスチアーノ・ロナウドだ。

 話題のシーンが見られたのは、熱戦が繰り広げられたなかでの74分だ。この日、2ゴールを挙げたウルグアイのエディソン・カバーニが左足のふくらはぎを痛めてピッチに倒れ込むと、自ら歩き出せない様子の相手エースを見たC・ロナウドがスッと近寄り、肩を貸してピッチの外へと送り出したのだ。

 カバーニは、そのままプレー続行不可能となり、足を引きずりながらベンチへと下がっていったが、C・ロナウドの紳士的な行動は、試合後、大きな反響を呼んでいる。

 ツイッターでは、両軍のサポーターを中心に「これぞスポーツマンシップだ」や「大会からは去ってしまうが、彼が素晴らしい選手であることに変わりない」といったコメントが相次いでいる。

 さらに、各国メディアからも称賛の声が寄せられ、ロシア国営放送「RT」が、「C・ロナウドはやはり別格で、一流の振る舞いを見せた」と称えれば、アルゼンチン・メディア「Infobae」は「普通はできない。驚くべき行動だ」とべた褒め。そして、ウルグアイ・メディア「Observador」は、「C・ロナウドが真のスターであることを証明する瞬間だった。これこそフェアプレーだ。ありがとう」と絶賛した。

 2年前のEURO2016を制し、欧州王者としてロシアの地に乗り込んだポルトガル。そのなかでC・ロナウドは、グループリーグの3試合で4ゴールを挙げていたものの、ウルグアイ戦では不発に終わり、大会から姿を消すこととなった。

 しかし、傷つくライバルに力を貸したその行動は、"美しき敗者"として称賛を浴びるに相応しい姿であった。まさに、あっぱれだ。
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