「W杯優勝! 一気に行かないとダメ!」本田圭佑はファンの熱き質問にどう答えた?

2018年06月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「先ず、ほとんどのニュースが事実とは違う」

選手とファンを繋ぐ新たなプラットフォームを、あえてW杯期間中に立ち上げた。本田が回答した回数はすでに二桁を超えるハイペースだ。写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

 日本中がワールドカップ熱に沸くなか、Facebook上で斬新なページ「REALQアスリートβ」が立ち上がった。主導するのはなんと、本田圭佑そのひとである。
 
 アイデアとコンテンツは驚愕ものだ。ファンから矢継ぎ早に寄せられる質問を整理し、厳選したうえで、選手に投げかける。それに、真摯に答える。既存のメディアやSNSでは成し得ない双方向型のプラットフォームであり、本田自身が「本物のメディア」の足掛かりにしたいと企画した。それをあえて、ワールドカップの真っ最中に打ち出したのだから面白い。
 
 例えば、「テレビやスタジアムで試合観戦する際に意識していることはありますか?」の問い掛けに対して本田は、「僕の場合は単純にスゲー奴を探してそいつ見ながら、自分と比較したりしながら、あーだこーだ言いながら楽しんで観てます」と返答。さらに「ご自身の報道の中で『これ違うんだけどー^_^;』って思ったことをひとつあげるとすればなんですか?」との際どい質問については、こう切り返している。
 
「先ず、ほとんどのニュースが事実とは違う。でもそれがサッカー選手の宿命っていう古い常識に未だに付き合っているというのが現状ではあります。耐えることはできるし、メンタルも問題ないのですが、事実とは異なるっていう問題はずーっと続いてますね。なので1つ選べっていうのは本当に難しいです」

 ブラウン管やSNSを通してではなかなか聞き出せない、深みあるメッセージだろう。

 
 同ページのインタビューで本田は、ワールドカップという世界最高峰の舞台への熱き想いも明かしている。
 
「W杯に3回出て、あらためて当事者として自分が思うのは、W杯って本当に素晴らしいってこと。小さい頃にW杯を夢にして良かったなと本当に思います。それだけW杯は本当に最高の舞台だと思います。盛り上がること。そして、それぞれの国の威信をかけて戦っていること。そこには競争が存在するんですけど、スポーツという素晴らしいエンターテインメントの中で存在している。人間ってパーティーやお祭りがすきやと思うんですけど、言って見れば世界で一番大きいお祭りのひとつですよね」
 

次ページ「50年後に予選を突破できる保証はないんですから」

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事