【W杯 大会15日目プレビュー】韓国対ベルギー戦

2014年06月26日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

大差での勝利が必要な韓国にベルギーがどう対応するのか!?

アジア勢が軒並み苦戦した今大会。韓国も望みを残しているとはいえ、決勝トーナメント進出への条件は非常に厳しい……。 (C) Getty Images

グループH
韓国ベルギー
17:00(日本時間27日5:00)キックオフ
サンパウロ・アレーナ(サンパウロ)
 
【韓国の視点】
 
 初戦でロシアと引き分けたことで、一気に期待が高まった韓国だったが、終わってみれば2-4……。守備が崩壊しての完敗に、ホン・ミョンボ監督は「我々のチームは世界で戦えるレベルには達していなかった。国民に謝りたい。最終戦では全力を尽くす」と語り、必勝を誓った。
 
 完敗の要因となった守備については、大幅な陣容の入れ替えも予想されている。
 
 左SBのユン・ソギョンは怪我で出場が難しそうであり、また結果を出せていないFWのパク・チュヨンについても、イ・グノなど代役が起用される可能性がある。
 
 決勝トーナメントに進出するには、まずベルギーに勝利すること。そのうえで、アルジェリアが引き分け以下という条件が付くが、もし引き分けの場合は、韓国は4点差をつけてベルギーを下すことが必要となる。
 
[得点者]1点:イ・グノ、ソン・フンミン、ク・ジャチョル
[警 告]1回:ソン・フンミン、キ・ソンヨン、ク・ジャチョル、イ・ヨン、ハン・グギョン
 
【ベルギーの視点】
 
 2勝を挙げて決勝トーナメント進出は決めているものの、ロシア戦では内容が非常に悪く、スタンドからブーイングが起こるほどだった。途中交代を命じられたCFのロメル・ルカクが途中交代を命じられて不満を露わにするなど、チームの雰囲気は決して良くはない。
 
 過去2戦の3ゴールは全て、途中交代で出場した選手(マルアン・フェライニ、ドリース・メルテンス、ディボック・オリジ)によって決められたもの。これはマルク・ヴィルモッツ監督の采配が大当たりしたと言える反面、レギュラー選手が効果的にプレーできていないことの表われでもある。「今は我慢が必要だ」と語るヴィルモッツ監督は、悪い流れを変えることができるだろうか。
 
 ロシア戦で貴重な決勝ゴールを決めた19歳のオリジは、韓国戦ではルカクに代わってスタメン起用される可能性もある。
 
 また、警告を受けている3選手(ヤン・ヴェルトンゲン、アクセル・ヴィツェル、トビー・アンデルワイレルド)については、決勝トーナメントを見据えて、韓国戦ではベンチスタートとなることが濃厚だ。
 
[得点者]1点:フェライニ、メルテンス、オリジ
[警 告]1回:ヴェルトンゲン、ヴィツェル、アンデルワイレルド
 
◆対戦成績&試合結果
 
韓国
1分け2敗
ベルギー
 
1999年6月5日 韓国 1-2 ベルギー
1998年6月25日 ベルギー 1-1 韓国
1990年6月12日 ベルギー 2-0 韓国
 
 
ワールドサッカーダイジェスト編集部
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