【W杯 大会15日目プレビュー】アルジェリア対ロシア戦

2014年06月26日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

アルジェリアは32年前の悔しさを晴らすことができるか!?

悲願成就に向けて好材料が揃っているアルジェリア。ハリルホジッチ監督は韓国戦を「歴史的な試合」と評したが、このロシア戦でさらに新たな歴史の扉を開けるか!? (C) Getty Images

グループH
アルジェリアロシア
17:00(日本時間27日5:00)キックオフ
バイシャーダ(クリチーバ)
 
【アルジェリアの視点】
 
 勝てばもちろん、引き分けでも決勝トーナメント進出の可能性が非常に高くなるアルジェリア。2勝を挙げながらも、疑惑に満ちた西ドイツとオーストリアの試合によってグループ3位に沈んだ82年スペイン大会以来、ようやくチャンスが訪れた。
 
 韓国戦で4-2と勝利を飾ったことで、選手は大きな自信を得たようだ。ヤシン・ブライミは「韓国戦と同じような良いサッカーを繰り返していくことが大事」と語っており、ヴァヒド・ハリルホジッチ監督も、韓国戦とメンバーを変えることはなさそうである。
 
 対戦相手のロシアを率いるのはファビオ・カペッロだが、アルジェリアは4年前、そのカペッロが率いるイングランドと0-0で引き分けており、このことも好材料にして、自信を持って試合に臨むという。
 
 鍵を握るのは、得点源であるイスラム・スリマニと、攻守で高い貢献を果たせるMFのナビル・ベンタレブだ。
 
[得点者]1点:フェグーリ、スリマニ、ハリシェ、ジャブ、ブライミ
[警 告]1回:ベンタレブ、ブゲラ
 
【ロシアの視点】
 
 決勝トーナメント進出のためには、勝利が絶対条件のロシア。過去2戦の出来は期待を下回り、勝点わずか1で最終戦を迎えることとなってしまった。
 
 ロシアは4年後の開催国ということで、今大会は結果を残すのと同時に、若い有望な選手に経験を積ませるという目的もある。FWのアレクサンドル・ココーリンはまさにそのひとりだが、今大会ここまでは結果を出せていない。カペッロ監督は辛抱強く起用し続けているが、勝利だけが求められるアルジェリア戦では、1点を挙げているベテランのアレクサンドル・ケルザコフに代えてくる可能性も十分にある。
 
 また、過去2試合では終盤に交代出場していたアラン・ジャゴエフが、先発メンバーに昇格すると見られている。一方、右SBのアレクセイ・コズロフは怪我により、欠場することが濃厚だ。
 
[得点者]1点:ケルザコフ
[警 告]1回:シャトフ、グルシャコフ
 
◆対戦成績&試合結果
 
アルジェリア
2勝1分け2敗
ロシア
 
1964年11月4日 アルジェリア 2-2 ソ連
※ロシアはソ連時代を含む
 
 
ワールドサッカーダイジェスト編集部
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