衝撃の3-0!“死の組”首位通過のスウェーデンを海外メディアが称賛!

2018年06月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ドイツの息の根を止めた!」

下馬評を覆し、グループFを1位突破したスウェーデン。イブラ外しはやはり正解だった!? (C)Getty Images

 正真正銘の"死の組"だった。誰がここまでの劇的な決着を想像できただろうか。ドイツ、メキシコ、スウェーデン、韓国が同居したグループF。決勝トーナメントに勝ち上がったのはスウェーデンとメキシコの2チームだった。
 
 初戦で韓国を破ったスウェーデンは、続くドイツ戦で惜敗。最後のメキシコ戦では勝利が義務付けられていた。そしてそのサバイバルマッチで、3-0勝利という望外の結果を得る。勝点を6に積み上げ、グループFを首位突破した。第3戦の勝利はメキシコを打ち負かしただけでなく、前回覇者のドイツにも引導を渡すものとなったのだ。
 
 英公共放送『BBC』は「メキシコ戦で快勝を収めたスウェーデンがドイツを決勝トーナメントから蹴落とす!」と報じた。「6ポイントを得たスウェーデンが王者に競り勝った。彼らがノックアウトラウンドに進むのは2006年以来、12年ぶりだ。スウェーデンはメキシコよりも組織的。相手の攻撃への守備対応が迅速で、カウンターも鋭かった」と評価。普段は手厳しいコメンテーターたちも、手放しでスウェーデンの出来を褒め称えた。

 
 また、世界的通信社『REUTERS』は、「スウェーデンがドイツの心臓を止めた」と大々的に発信。衛星放送局『EURO SPORTS』も賛辞を贈り、「スウェーデンがドイツの息の根を止めるなんて誰が想像しただろうか!」と、グループ1位突破に驚きを隠せない。
 
 フィジカルを活かした戦術に加え、若手を積極的に登用して鍛え上げ、采配の妙も見せているのがヤンネ・アンデション監督だ。名伯楽のもとで、スウェーデンの選手たちは伸び伸びとプレーを享受している。
 
 ラウンド・オブ16の相手は、グループE・2位のスイスに決まった。ともに図抜けたワールドクラスのタレントこそいないが、攻守両面の高質な組織力が武器。手に汗握る攻防戦が繰り広げられるはずだ。
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